作詞したいから宜しくね。

針進刻々 ページ14

でんぐり返って仰天せん
心はいつでもがらんどう
ぽっかり開いた落とし穴
引っかかるのは私だけ

奈落の底へ誘(いざな)う子の手
引かれるがまま堕ちていく

愛情、友情、感情さえも、底無き沼に堕ちていく

創り話でも、でっちあげの夢物語でもない
灰色の中で針は進む

必然的に別れは来(きた)る
いつどこなんて知りえない
絶対的に別れは来(きた)る
前触れも無く唐突に

何億人の手を持てども
針は止まらない 刻々と
１秒を刻む
１秒を減らす
だからあなたと居られる一刻(ひととき)を
どうか大切に生きていて
この今が好きだから。


震天動地に絶望せん
あなたはいつでも雨の色
すっかり空いた角の部屋
立ち止まるのは私だけ

刹那の狭間 須臾の間の夢
空っぽのまま溶けていく

哀情、憂情、感傷さえも、道連れにして溶けていく

どこへ行ったのか、消えて無くなってしまったのだろうか
藍色の中で針は進む

必然的に別れは来(きた)る
きっかけなんてくだらない
対照的に出会いも来(きた)る
デジタル、振子、ばらばらに。

何億年の時を経ても
針は止まらない 刻々と
１秒を刻む
１秒を減らす
だからあなたと過ごした一刻(ひととき)を
どうか大切に抱いていて
この今は終わるけど。


逆向きに進む、全ての秒針
残りを刻む、全ての秒針
あなたの針を戻したかった、私の手では戻せなかった。
非情に刻は刻まれて。

ある日止まったあなたの針に
前触れも無く止まった針に
私はただ唖然茫然
立ち尽くすだけ待ち惚け


あぁ、待ち人来たらず


何億人の手を持てども
針は止まらない 刻々と
１秒を刻む
１秒を減らす
だからあなたと居られる一刻(ひととき)を
どうか大切に生きていて
この今が好きだから。

あなたと居られる一刻(ひととき)を、



どうか大切に抱いていて。

争う→←神様じゃなくていいから。

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