作詞したいから宜しくね。 (ページ13)

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神様じゃなくていいから。ページ13

「自分が壊れればいいのに。」
「世界が壊れればいいのに。」
何度だって願うだろう。

死ねっていうのは残酷だけど、
生きろっていうのも残酷だ。
何回だって悩むだろう。

ある日突然死にたくなって、
でもナイフを持っても何も変わんなくて。
「どうせ」なんて、
「自分」なんて、
いらないんだって投げ出した。

輪廻が存在するとして、僕はそれを望むだろうか？
頭が良くたって、顔が良くたって、悩まないことなんてあるだろうか？

頭がいいから悩むこと、顔がいいから悩むこと、存在しないなんてあり得ない。

全部ひっくるめてヒトなんだ。
だから、誇れ。

僕らで今、あることを。

「自分さえ消えればいいんだ」
「世界なんて消えればいいんだ」
何度だって嘆くだろう。

ごめんなさいは言えないけれど、
ありがとうも言えないままだ。
何回だって叫ぶだろう。

ある日なんだか死にたくなって、
でも目を覚ましたらどうでもよくて。
君の言葉も、
この感情も、
「偽物なんだ」って置いてった。

本物が存在するとして、僕はそれになれるだろうか？
それらしかったって、近しかったって、結局なれやしないだろうな。

それらしいから成り損ないで、近しいから出来損ないで、完璧なんてあり得ない。

全部ひっくるめてヒトなんだ。
だから、笑え。

それだけは、本物だ。

嫌われることを嫌って、
好まれることを好んで、
羨まれることを羨んで、
憎まれることを憎む。

そのくせ、

他人の不幸を好んで、
他人の幸せを嫉んで、
他人の不運を祈って、
他人の不遇を笑う。

本当の夢も知らぬまま。

輪廻が存在するとして、僕はそれを望むだろうか？
生まれ変わったって、神様だったって、悩まないことなんてあるだろうか？

生まれ変わっても僕は僕、神様になんてなれやしない。

そうだとしても、構わない。
これが僕である限り、

全部ひっくるめて愛していたい。