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体育祭当日になり、ようやくピストルの音が高らかになり響き、生徒達も生き生きと動き出した。
…でも、私はまったく力になれないので、隅の方で、ドリンクを作ったり、タオルを用意したり、マネージャーのようなことをしている。
「A！ほんとにありがと！助かる！」
そういってキラキラと輝く友達に、にこりと笑って応援をしつつ、暇な時間は本当に暇で、木陰の下でうだうだしていた。
ーきっと松野先輩は運動神経抜群だから、忙しいんだろうなあ。
そう思って行動しなかったけれど、少しくらいならいいかな、と思えてきた。
予行練習の最中はなかなか先輩にも会えなくて、そろそろ話したい。
思い立った所で、遅い足をぱたぱたと動かして、2年生のテントへと向かった。
2年生のテントは、1年生とはがらりと変わった雰囲気があり、盛り上がり方も、すごかった。
一瞬気が引けたが、勇気を出して一番近くにいた先輩に声をかけた。
「あれ？1年生？…ってAちゃん！？」
ところが、声をかけた先輩は私のよく知っている、千佳先輩だった。
「千佳先輩！こんにちは！」
私は安心して、ほっと一息つくと、千佳先輩が問いかけた。
「どうしたのー？」
そうにっこり笑う千佳先輩はお花みたいで、女の私でもうっとりしてしまう。
「えっと、松野先輩を探してて…千佳先輩と同じクラスだったんですね！」
そういうと、千佳先輩は驚いた顔をしていった。
「私も今、松野くん探してるんだよー！まったく、どこいったんだろうね？」
私はぼんやり松野先輩と千佳先輩が仲がいいことに驚きつつ、千佳先輩に言った。
「あ、でも大丈夫です！ただ、会いたかっただけなので！」
すると千佳先輩は目を見開いて、何かを納得したように頷いた。
「あー！松野くんがかわいがってるってクラスで有名な後輩ってAちゃんだったのかあ！」
クラスで噂…！？
松野家でも噂らしいし、なんかちょっぴり嬉しいなあ。
私がてへへ、と笑うと、千佳先輩も一緒にてへへ、と笑って、辺りをキョロキョロした。
そして、ぽつり、と何かを呟いた。
「…松野くん、めんどうみもいいんだあ。」
「え？」
私はまったく聞き取ることができずに、聞き返すと、千佳先輩は少しほっぺを赤くして慌てながらごまかした。
私が不思議に思っていると松野先輩がみえた。
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あるふぁ0(零) - 読んでいて幸せな気分になったり、展開が毎回面白いです。 更新楽しみにしていますね。 頑張ってください！！ (2019年5月27日 14時) (
レス) id: f5d5643549 (このIDを非表示/違反報告)
りっぴょん(プロフ) - リクエストなのですが、おそ松が自分以外の他の人とイチャイチャしている夢主を見て嫉妬するなんていう展開は作れないでしょうか!? お返事待ってます！ (2019年4月22日 16時) (レス) id: c29b2a608c (このIDを非表示/違反報告)
りっぴょん(プロフ) - リクエストなのですが、おそ松が自分以外の他の人とイチャイチャしている夢主を見て嫉妬するなんていう展開は作れないでしょうか!? お返事待ってます！ (2019年4月22日 16時) (レス) id: c29b2a608c (このIDを非表示/違反報告)
ライム(プロフ) - とても素晴らしい作品です！読んでいて胸がキュンキュンします。応援しています！これからも頑張って下さい！ (2019年4月22日 13時) (レス) id: 928e00f70d (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - 初めまして。カラ松推しなのですが、おそ松兄さんのことも好きになりました(*^^*) 夢主ちゃんも少し天然だけど可愛らしいです♪ 更新頑張って下さい！ 応援しています(^^) (2017年3月13日 12時) (レス) id: 794681af9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のちゅ | 作成日時：2016年1月30日 18時
