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「いらっしゃいませー！お客さん3名様ですか？」
「はい」
お好み焼き屋さんに入った私達は4人席に座り、それぞれ注文を頼んだ。
注文が頼み終わった後、一番最初に口を開いたのは黄瀬くんだった。
「Aっちはいつからバスケの試合見てるんッスか？」
『んーと、小学生の時にアメリカでストリートをたまたま見た時だから小4の時かな。黄瀬くんはいつから始めたの？』
「俺は中学からッス。てかアメリカいたの！？あとなんで俺の呼び方黄瀬くんに戻ってるんッスか？」
黄瀬くん、言いたいことありすぎ(笑)
『あの時はその場の雰囲気で…』
「お前、ほんとに黄瀬に興味ねぇんだな」
『はい』
「そんな即答しないでくださいッス！それに名前で呼んで欲しいッス！」
『じゃあ、涼太？』
そう言うと黄瀬くんは満足げに笑った。
ちょっと可愛い。犬みたい。
それから私達はアメリカで見たバスケの話や、こっちのバスケの話で盛り上がった。
ガラッ
「すいませーん、11人なんですけどー」
「お客さん多いねー、入るかな…」
お好み焼きを6割食べた時に入ってきたのはどうやら団体さんらしい。
空いてる席に入り切らないらしく、少し店員さんが困っていた。
「俺たちもうすぐ食べ終わるし、あれなら相席でもいいんじゃないッスか？」
「そうだね」
『うん、賛成！』
そうして黄瀬くんは団体さんに声をかけた。
「って誠凛！？！」
まさかとは思って後ろを振り向くと、さっき試合をしてた先輩達と黒子くんと何故かドロドロの大我がいた。
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作者名：chico | 作成日時：2019年2月12日 1時
