観戦少女 (ページ26) - 小説/夢小説

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洗い物も終わり、自分の分のご飯も食べ終えて私はお風呂に向かった。

湯船には監督さんがいた。

『監督さん、隣いいですか？』

「Aちゃん、どうぞ」

『ありがとうございます』

「Aちゃんがいてくれてよかったわ。ご飯すごく美味しいし、ドリンクも持ってきてくれたし」

『ご飯作るために来ましたから(笑)監督さんも、お疲れ様です』

「ありがとう。あと、私のことはリコって呼んでくれない？」

『はい！リコ先輩』

「ふふ、嬉しい。私ずっとAちゃんと仲良くなりたかったの」

それから2人で話して、逆上せそうになったから上がって、部屋に戻ろうとした。

するとどこからが震えた声でリコ先輩が呼ばれる。

「リコォォォ」

「鉄平！？びっくりしたじゃない！」

震えた声の理由はマッサージチェアに座ってからみたいだ。

『あっ！もしかして木吉さん…ですか？』

前に大我から怪我をしていた先輩が戻ってきたという話を聞いたし、面識がないのはこの人だけだった。

「ん？君は確か火神が言ってた…」

『白石Aです。挨拶遅くなってすいません』

「やっぱり君かぁ！今日のご飯おいしかったよ、サンキューな」

「Aちゃん、知ってたの？」

『大我からバスケ部の話はよく聞きますから。じゃあ私は部屋に戻りますね』

「また明日ね！」
「またなー」

私は部屋に戻り、放置していた携帯を開くと大我から“風呂上がったら来い”というメッセージが入っていた。