観戦少女 (ページ25) - 小説/夢小説

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景虎さんは監督さんの話を聞かせてくれる。

「リコはほんと頑張ってるよ…あいつらも、な」

『そうですね。わたしもそう思いますし、これから強くなっていくのが楽しみです』

それから私はジャグタンクを皆の元へ届け、からになったボトルを回収して景虎さんの車へ戻った。

帰りも宿舎まで送ってくれるらしい。

行きの時は景虎さんが話してたので帰りは私が話すことになった。

私はバスケを観るのが好きなこと、アメリカにいた事などを話した。

話してたらあっという間に宿舎に着いた。

『景虎さん！ありがとうございました！』

「おう！明日からも歩く時は気もつけてな」

景虎さんは帰って行った。

『よーーーーし！ご飯作っちゃお！』

それから料理の仕上げ以外全て終わらせ、持って帰ってきたボトルも洗って次の分を新しく入れた。

私は新しいボトルを机の上に置き、宿舎の人から自転車を借りてスーパーに向かった。

自転車があるとは言え、流石に2往復はしなきゃいけないなぁ…下手すれば3往復かも…がんばろ！

「みんな1日目お疲れ様ー！」

「「「まじ死ぬ……腹減ったァァァ……」」」

ご飯の時間になり、みんなが食堂に集まってくる。

ポテトサラダは先に置いたし、取り皿もある。

『ご飯とお味噌汁は自分でお願いしますね、先に入れちゃうと冷めて美味しくなくなっちゃいますから』

「めっちゃいい匂い…！Aちゃん！もしかして唐揚げ？」

『小金井先輩、そうですよ』

「やったー！」

そらから唐揚げも揚がり、大皿に盛って数箇所に分けておく。

「皆ご飯とお味噌汁入れれたわね？それじゃあ手を合わせて！いただきます！」

号令を合図に皆はもりもり食べ始めた。
このペースじゃ唐揚げが足りないだろうから私は追加で揚げる。

そして追加分も全部食べてくれて、デザートに用意しておいたプリンもみんな食べてくれた。