観戦少女 (ページ24) - 小説/夢小説

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今日から私はバスケ部の合宿に行く。

料理メニューも考えたし、準備もできた。

あとは大我と合流して待ち合わせ集合場所に向かう。

ピンポーン

あ、来たみたい。

私は荷物を持って家を出た。

『Goodmorning！』

「Goodmorning」

家に鍵をかけて大我と歩く。

『ねぇ、ほんとに料理作るだけでいいの？』

「監督がいいって言ってたからいーんじゃねー？」

『おっけー！海も近いらしいし、楽しみー！』

「お前遊ぶ気満々じゃねーか」

『もちろん！だって献立は出来てるし、買い物行ってご飯作っても時間余っちゃうから』

本当は大我の練習に付き合いたいけど、まだ怪我完治してないし。
あと2号っていうワンちゃんがいるらしいから一緒にお散歩行けるといいなー。

それからバスケ部の方々と合流し、合宿所に向かった。

「皆ー！荷物置いたら早速練習しに行くからねー！10分後にロビー集合で！Aちゃん、もう少ししたら私のパパがここに来るはずだからこれ渡しといてくれない？間違えて持ってきちゃって」

そう言って監督さんは私にメガネケースを渡した。

『分かりました。あと、ドリンク用意して後で持っていきますね』

体育館で練習はまだしないらしいからきっと外でやるんだろう。
きっとすぐに足りなくなる。

「助かるわ、ありがとう！」

「監督ーみんな揃ったぞー」

「じゃあ行くわよ！」

みんなを見送り、私はドリンクを作りジャグタンクに入れる。
ボトルはみんなが持っていってるし、これから移してもらう。

それから料理の支度もしなくちゃ。

普段大人数の料理なんて作らないから少し時間がかかってしまうかもしれないし、早く取り掛かろう。

今日は唐揚げをメインで作るから、それの下味のタレを作ろう。

「すいません、相田景虎と言いますがここに白石さんはおられますか？」

『あ！監督さんのお父さんですよね？白石Aです。預かってたもの、今もってきます』

一瞬鋭い目をしたようにきがしたけどきっとそれは気の所為で、サングラスを取ったら優しい表情をしていた。

『これですよね？』

「あぁ、ありがとう。そのジャグタンクはもしかしてあいつらの所に持っていくのか？」

『はい』

「なら車でそこまで送ってやるから乗ってきな。流石にこの炎天下にジャグタンクは重てぇし万が一もあるからな。あと俺の事は景虎さんと呼んでくれ」

私はお言葉に甘えて乗せてもらうことにした。