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「よぉ」
「お邪魔します」
『2人とも、いらっしゃい』
「2人の家が隣だなんて驚きました」
『私も知った時はびっくりしたよ。じゃ、好きなだけ食べてってね！』
テーブルの上に盛られた料理を見て2人は目を輝かした。
「「いただきます！」」
大我もテツヤも美味しいって言ってくれて、テーブルの上の料理は全部なくなった。
「すごく美味しかったです、Aさん」
『私も美味しそうに食べてくれて嬉しいよ！』
「サンキューな！」
『大我、洗い物よろしくねー』
「あぁ」
私と大我はアメリカにいた時はよくご飯作ったり作ってもらったりしていて、作らなかった方が洗い物をすることになっている。
『ね、テツヤ。ここからの眺め凄くいいんだよ？見て見ない？』
「それは是非、見たいです」
私とテツヤはベランダに出た。
「風もすごく気持ちいいですね」
『だよねー』
「あの、Aさん。少し聞いて貰えませんか」
『うん』
「…インハイに負けたあと、火神くんに言われました。“力を合わせるだけじゃ勝てないんじゃないか”って」
テツヤくんの目は少し潤んでいた。
中学の時の話は、前に教えてもらった。
「その時、僕は中学のときを思い出しました。彼らもそうでした…キセキの世代も才能を開花されてからは自分の力で戦い、僕の力はいらないと言われました。もしかしたら火神くんも『大丈夫だよ』……どうしてそんなこと言えるんですか？」
『もし、大我がキセキの世代みたいなこと言い始めたら私がぶん殴るから！』
「………え」
『だから、安心して！』
「ｸｽｯ…それはとても頼もしいです。その時はよろしくおねがいします」
『任せて！』
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作者名：chico | 作成日時：2019年2月12日 1時
