18 ページ18
今吉くんは部員を先に行かせる。
「会いたかったんやで…」
『ごめんね、連絡しなくて』
「大体の理由は分かっとるつもりや。それよりここに来てるってことはバスケはまだ好きみたいやな」
『うん。今吉くんはキャプテン？』
「せやで」
『すごいね！似合ってる！』
でも桐皇のキャプテンってことは今日の対戦相手。
「まぁ大変でもあるけどな。そろそろ行かなあかんし俺行くわ！ほな！」
『うん、頑張って』
今吉くんはジャージを翻し、控え室に向かった。
「あっれー？Aちゃん着くの早くね？」
今吉くんと入れ替わりに来たのは和くんと真ちゃん。
『和くん！それに真ちゃんも！』
「おはようA、早いな」
『おはよう！』
「こんな所でなにしてんの？」
『和くん達来るかなーって思って探しに来たの！』
「マジ？サンキュー！じゃあ一緒に見に行こうぜ！」
『うん！』
「あー！Aっち！それに緑間っちも！奇遇っすねー！」
『涼太！』
「試合見に来たんッスよね？俺も混ぜてもらっていいッスか？」
「おう！行こーぜ！」
「仕方ないのだよ」
それから私達は4人で試合を見た。
結果は誠凛の大敗。
大我…負けちゃった。
「誠凛…残念だったな」
『うん…』
「Aっち！まだ残り2試合あるし元気だそ！俺は無性にバスケしたくなったから帰るッスわ」
『ありがとう涼太！涼太の所次桐皇だよね？頑張ってよ！』
「もちろんッスよー！じゃあ、またねAっち！」
涼太は笑顔で帰って行った。
「A、黒子のことを頼んだのだよ。それに誠凛はまだ若いチームだ。残り２試合に影響がなければいいがな…」
『うん、心配してくれてありがとう』
「べ、別に俺は心配などしてないのだよっ！」
それから真ちゃんと和くんは練習があるからと帰って行った。
大我…大丈夫かな。
テツヤも…真ちゃんが言ってようにこの試合が影響しなかったらいいんだけど…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：chico | 作成日時：2019年2月12日 1時
