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そして次の日。
ピンポーン
私は大我に差し入れを渡すために大我の家の前にいる。
家が隣と知った日から私は差し入れを渡すのは当日にすることにした。
「はよ、A」
『おはよ。はいこれ、今日の差し入れ』
「サンキュ。今日も来るんだろ？一緒に行くか？」
『そうだね。でもその前にちょっと来て』
私は大我を引っ張り自分の家へと連れていった。
『あんま寝れてないんでしょ？いまタオル温めるからソファでくつろいでて』
「わりぃな…」
『朝ごはんは？ちゃんと食べた？』
「食った」
『そう、なら大丈夫ね。はいこれ目に当てて』
私は大我にホットタオルを手渡した。
10分後…
『うん、マシになったみたいだね！じゃあ行こっか！』
大我は1度自分の家に戻り、荷物を取りに行った。
そして合流し、会場へと向かう。
会場に着き、大我は集合場所へ向かうために私達は別れた。
「おはざっす」
「おはよ、火神くん今日は目そんなに腫れてないわね？」
「まぁ…気にすんな、です」
選手と同じ時間に来たこともあって会場にはまだ人はあまりおらず、私は暇だった。
そうだ！
真くんと和ちゃんまだ来てないのかなー
チャリアカーあるか見に行こっと！
会場周りを歩くこと15分。
試合まではまだ1時間はある。真ちゃん達が来るのもまだ先だろうし、私はベンチに座っていた。
「青峰はまた遅刻かあいつ」
「毎回毎回遅刻しやがって！」
「スイマセンッ！自分、電話したんですけどダメで、スイマセンッ！」
大人数で黒いジャージを着て歩いてくる集団。
その中に、見覚えのある顔があった。
声をかけようか迷ってると目が合った。
「A…？Aやんな…？」
『へへ、久しぶり。今吉くん』
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作者名：chico | 作成日時：2019年2月12日 1時
