【カゲプロ】メカクシ団とただただ平和な日常を送るだけ。2

平和55:後日談 ページ15

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体育祭が無事終わった。
私のクラスは3位という、何とも言えない順位だった。
私が転んだからか。
うん。やめよう、悲しいや。

そして、体育祭が終わってほっとしたからなのか、私は盛大に熱を出し寝込んでいる。

体育祭が終わった直後、ぶっ倒れるという黒歴史を生産した私は、アジトの一部屋で休養中です。



「入るぞー」



そう言って部屋に入ってきたのはシンタローだった。



『お前貧弱だから、私の熱すぐ移りそう』

「オレそこまで貧弱じゃない……はず...」



いやいやいや自信ないんかーい。



「そっ！それよりも、あれだあれ。食いもん食え。その後薬な｣

『お前はぐらかしたな』

「ちげーよ」



絶対そうだな。



「はい、これ」


そう言って渡してきたのはお粥。
まぁ、ありきたりだな。
多分キドが作ってくれたんだろう。

そして今、こいつは私に渡してきたけど、あれか。
病人に自分で食べろってか。



『ん！』

「ん？」

『いやだから。私病人』

「……いやいやいや食べさせろってか！？」

『うん』



今日は誰かに頼りたい。
熱のせいだろうか。



『あー』

「あーわかったよ！はい」



私が口を開けると、シンタローは嫌々だったけど、ちゃんと食べさせてくれた。
こういうところ見てればモテても可笑しくないんだけどなー。



『ヘタレだからなー』

「は？？？」



あら、声に出てたー。


結局、シンタローは最後まで食べさせてくれた。



『ありがと』

「いいよ。病人だし」



それにしても、キドはなんでシンタローに、お粥持ってこさせたんだろう。




…………………………

リクエストでした。

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