colorful station.。

station three.。 ページ10

ー届きそうで届かないこの想い。
胸が…苦しい。

そんなあなたに心の中で手紙を書きます。

届いているといいな。

Dear Mr.小塚

この想いはいつ届くの？？

あともうちょっと…って思っても届かない

私はずっと片思いをしてます。
少しでもいいから…私に笑いかけてください。

「アーヤ！！キキョウだよ！花言葉は永遠の愛と清楚だよ。」

永遠の愛か。

私も永遠に愛し会いたいな、素敵な人と。

「綺麗だね。」
「本当に！？実はアーヤに似合う花をっと思って…」

こんな無愛想な返事でも愛情を込めて答えてくれる。

いい人だよね、小塚くん。

だから、私もこんなテンションじゃなくてもっとテンションあげなくちゃ。

「嬉しい！！ありがと。私トイレ行ってくるね。」

「わかった。じゃあ春コーナーにいってるね。トイレは熱帯植物の近くにあるよ。」

うん、ありがとう。

いってきまーす。

地図を見ながら熱帯植物の方に行く。
やっぱ蒸し暑いな。

顔を手で拭うとふとピンクの花が目に入った。
カランコエ。

花言葉は幸運を告げる。
その花を軽く触ってみた。

幸運。私のものに来るという事を祈ってる。
鏡の中のもう1人の私に言ってみる。

だめだだめだ、幸運は自分で掴むもの。

もう1人の私がそう言ってるみたい。

そうだね、幸運は自分で掴むんだ。

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