colorful station.。

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『あの日』＿＿


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私は家に帰ったらすぐ 明日の用意を済ませると
決めている。


＿＿しかし。


かばんの中をいくら探しても


時間割どころか ファイルすら見当たらない。


＿＿学校に忘れてきたんだ…


取りに行かなかなきゃ！


私は思いっきり走った。


学校についたのは３時45分。


いつもなら とっくに宿題も終わってる時間。


私は教室のドアを開けようと手をかけた。


と、その時
中で誰かの話し声がした。


若武と、誰かの話し声が。


なんとなく、今 教室に入るのは違う気がした。


私は、中で話している
『とんでもないこと』を
聞いてしまうのだった。


「いい加減 あきらめろよ、若武」


「そんな簡単にあきらめるかよ」


「あきらめるんだな。
だってA、お前のこと
全然 意識してねぇよ？」


＿＿っ！


若武って 私のこと好きだったの!?


「うっせぇな、わぁったよ！」


「あきらめんのか？」


「バレンタインにチョコ貰えなかったら
あきらめる。」


「絶対 貰えねぇな」


「うっせ」


＿＿この時、私は決意した。


『絶対にチョコを渡すんだ』


時間割なんて友達に電話して聞けばいい。


私は、書店へ向かった。


チョコのレシピ本を買いに。

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