始まり2 ページ7
「ど､どこなのここ〜！？」
目を開いてあたしは辺りを見渡した時に出てきた言葉はそれだった｡
だって､あたしのいる場所はいつも過ごしているシェアハウスでは無くて中心に19人分のイスが置いてあり､部屋の角には人が1人入る程度の大きさの隙間みたいな物があり､そこには赤や青､緑に紫などの色とりどりなカーペットが隙間に一色づつ配置されていた｡しかも木造だと思われる場所でまだここにいることは信じられないけどとっても綺麗な場所だな〜なんて思った｡
あたしが驚き半分感動半分で辺りを見ていると､3つのカーペットの辺りから不思議な光が出てきて､
？？？「ど､どこだココ！？確か俺昼寝してたはず…って､何で俺私服なんだ！？」
？？？「すげ〜､綺麗な場所だな〜…って､いきなり何が起きたんだ？」
？？「いきなり空間転移魔法…？一体誰が何をしたんだか…」
「アルト､ライト先輩…それにリア先輩も！」
見慣れた3人の人が､赤い髪の男子は赤いカーペットのある所に､白くて長い髪の男子は水色のカーペットのある場所に､そして金髪で片目を隠した男子はクリーム色のカーペットのある所に来た｡そこであたしはすかさずその3人の名前を呼んだ｡
アルト「ユウじゃないか！…に､してもココどこだ？」
ライト「お､ユウ〜！ここ､すげ〜綺麗な場所だな」
リア「ユウか……まさかお前がこのことを引き起こしたんじゃないだろうな？」
3人からそれぞれの返事が返ってくる｡そうすると今度は紫と黄緑色､そして青色のカーペットから光が発生して
シエル「人狼GAMEのシステムにエラー発生！！！直ちにバグの修復を…って､何で私がゲームマスターになるはずなのにここに！？」
？？？「いきなり転送！？何か起こるのでは…」
？？「……はぁ…転移魔法ってことは…何か面倒なことが起こるってことっしょ……？」
「シエルにフユキ君…と清華ちゃん！？」
シエル「ここにいる皆さんすみません！予想外のシステムエラーが発生して人狼GAMEの空間に転移してしまいました！恐らくあと11人程来るかと思われる為､待機を願いたく！」
フユキ「ユウ！良かった…知らない場所だけど…知ってる人がいて良かったよ…」
清華「……離さんか……｡ってか､何なんだよココ…」
あたしが声をかけるとそれぞれの声で返事が返ってくる｡それを見て不安に思う自分とあと11人も来るんだ｡これから何が始まるんだろうって少しワクワクする自分がいた
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作者名：千明 | 作成日時：2022年1月19日 16時
