人狼GAME (ページ6)

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ユウ視点

「あ！シエル､何してんの？」

特にすることが無くて暇だなぁ〜なんて考えながらシェアハウスのリビングに行ってみると､あたしの大親友､シエルが何かを作っているのを見つけて声をかけた｡したら､

シエル「あ､ユウ！意識だけをゲーム空間に飛ばしてリアルにゲームを体感出来るゲームを作っているの｡」

と､あたしにはよく分からないけど何か凄そうな言葉が返って来た｡

「すっご〜い！完成したらあたしにやらせて！」

「勿論､良いに決まってるでしょ｡頑張って作るから楽しみにしててね」

そんな感じに色々と話しながらこのゲームの内容についてを教えて貰った｡

どうやら､このゲームは人狼ゲームと英語で「僕らの間に」と言われてるゲームを足して2で割ったようなゲームで､人狼､人間､吸血鬼の3つの陣営に分かれて遊ぶらしい｡しかも､ゲームの世界のマップもかなり作り込まれていることがわかった｡

「じゃあ､あたしは部屋に戻るね！頑張ってね！」

暫くしてあたしは部屋に戻ろうとした｡そうしたらケーブルに足を引っ掛けてしまい､謎のボタンを押してしまった｡引っ掛けた時にシエルが

シエル「あぁっ！コレはまだ開発途中の実体験型ゲーム､『人狼GAME』のボタン！触らないでくださーいっ！」

と声を張り上げたものの時すでに遅し｡あたしはそのボタンを押してしまった｡

その途端､頭がクラクラとして目を瞑った｡

それが治ってから目を開けたら､目の前にある光景に驚き､目を丸くした｡