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スバルの欠片 1/3 ページ16
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「わああ、お金がいっぱいある〜！！」
キラキラと瞳を輝かせながら、私の腕を引っ張るスバルくん。
今私たちは、歴代の硬貨・紙幣展に来ている。
それでスバルくんのテンションは高いのだ。
「すごいよ！ A、古代ローマだってさ！」
「ほんとだ、ネロとそのお母さんの硬貨だね！」
私も、歴史が好きなので今回スバルくんと同行している。
それとちょっとの下心も込めて、ね。
そんなのスバルくんには絶対にいえないし、例え口が裂けても言わない。
あくまでも、硬貨に興味があってきてる風を装う。
「Aって物知りだから、一緒にいて飽きないね〜？」
「スバルくんもキラキラしてるの好きでしょ？ その表情とか見てると、飽きないよ」
「ほんと？ あははっ、嬉しいなあ……☆」
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作者名：桃 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年2月26日 19時
