103.サンダーソニア ページ6
さっきの、絶対内緒にしてください!とお願いして帰って行ったノアさんを見送って再び店内に戻れば、ハウルはまた難しい顔をしていた
『どうかしたの??』
ハウル「いや、ちょっと気になるだけ
最近名前を聞かなかったから、まさか王宮にの候補生になってるなんて想像すらしてなかったんだけどね
まぁ、サリマン先生がいるんだし、僕達の出る幕はないよ」
いつも通りの笑顔で笑ったハウルをちらりと見て、私も配送用の花束に取りかかった
ハウルは何もするつもりはないんだろうけど、もし、ノアさんになにかあれば、私は助けに行くつもりだ
ノアさんが、秘密にしなきゃいけないような事を私達に言ったのには絶対に理由があるし、何かあった時に助けて欲しいからだと思う
『ハウル、』
ハウル「なに?」
『ううん。ただ、ノアさんって不器用だなって思っただけ』
ハウル「そうかもね。まぁ、そこが彼のいい所でもあると思うけど
とりあえず、A」
『ん?』
ハウルを見ると、ちゅ、と軽いキスが落ちてきた
『な、なに!?』
ハウル「2人きりの時に他の男の話しないで
それとも、嫉妬して欲しかったりする?」
『や、やだよ!ハウルはすぐ闇の精霊呼び出すんでしょ?』
カルシファーがそう言ってたと言えば苦い顔をした
ハウル「しばらく呼び出してないし、あれはほとんど無意識だ」
『尚更タチが悪いと思う』
掃除が大変なんだから、と言えばくすりと笑ってまた最初に戻った
ハウル「じゃあ、僕に嫉妬させないで」
『・・・・・・努力する』
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シロップ - 更新待ってます!!! (2022年5月6日 15時) (レス) @page9 id: 27554dfe8b (このIDを非表示/違反報告)
ちょま - これは、やばいですね。最高にいいお話です!!文才能力すごすぎます!!!更新楽しみにしてますね! (2021年12月20日 0時) (レス) @page9 id: 5167da7206 (このIDを非表示/違反報告)
あぷる - この間の金ローから来た人多いなぁ。とても素敵な作品でした (2021年4月3日 23時) (レス) id: 9ae6da1d4e (このIDを非表示/違反報告)
おもろ - えー面白い続き全力待機してます!お体には気をつけて下さい。ゆっくりでいいですからね? (2021年4月3日 0時) (レス) id: 7e51af7d4b (このIDを非表示/違反報告)
Aの化身(プロフ) - 初めまして。前編から引き続き全て拝見させて頂きましたが、凄く面白かったです。ここで終わりとは惜しいですね……。また続きのお話が更新される日を待っています。どうかこの声達に気付いて貰えますように。 (2020年9月14日 0時) (レス) id: 31496e8ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cherrymay | 作成日時:2019年2月6日 16時