~ epilogue ~ ページ50
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それからハンジに記憶が戻ったことを報告すると、嬉しそうな笑顔を見せ安心の顔を見せてくれた
ハ「いやぁ！もう感激して泣きそうなんですけど！」
「泣いていいですよ」
リ「お前も号泣だったしな」
「忘れてください…」
今、冷静に思えば恥ずかしいくらいに大号泣してしまったと後悔している。
それからもリヴァイさんは笑うことが多くなり、少しだけ見慣れてしまった。その事もハンジは喜んでいるよう
「…あの、ハンジ」
ハ「ん？」
「……私の母はどうして…その…」
せっかくの賑やかな雰囲気を壊すようで申し訳なかったが、どうして知りたかった
私の母は何故、リヴァイさんの父親を殺してしまったのか、殺さなければいけなかったのか…
リヴァイさんは表情を一つも変えずに、ただただ黙ってハンジの言葉を待っていた
ハ「私もね、少し大人になってから聞いたんだ。私自身も、幼馴染2人がその事件のショックで記憶障害になって気が動転しちゃってたからね」
そうハンジは泣きそうな表情をしながらも、綺麗に微笑んだ。
簡単に言えば、私の母とリヴァイさんの父親は不倫関係にあり、少ししたトラブルで母は犯罪者へと変わってしまったという。なんて最悪な女なのだろう…
そんな重たい空気を変えようと、ハンジは「でね！」と明るく話を続けた
ハ「2人は苛められっ子の私を助けてくれた、大切な友達だから…また3人で遊べたらな！って思って、リヴァイの店を同窓会の会場にして、2人を再会させたんだよ！」
「えっ…そうだったんですか！？」
リ「…なるほどな」
ハ「我ながら良い考えだったと思うんだよねぇ♪」
こうやって話を聞いてみれば、ハンジは私達の為にいろいろと頑張っていたことに感謝する
お陰で大切な人を、大切な人の笑顔を取り戻せたのだから…
「リヴァイさん」
リ「…あ？」
「スマイルください」
そう冗談交じりに言ってみれば、彼はタメ息を吐き、呆れたように笑いながら
「帰れ」
「ふふ♪」
そう言うのだ。
それから、エレンもお店にやってきて「あれ！？店長が笑ってる！！」と目を輝かせて
エ「俺にもスマイルください！」
リ「絶対に断る」
エ「そんなあ…！」
エレンがシクシクと泣いている傍で、リヴァイさんはこちらに振り向き、そっと私にだけ微笑んでくれた。
だから私も同じように微笑み、2人に気づかれないように手を繋いだ。
〜 End 〜
終わり
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サクヤ - 兵長スマイルみたい (2017年2月3日 19時) (
レス) id: 18ba645ccb (このIDを非表示/違反報告)
SS - 何回読んでも最高だ (2016年1月9日 2時) (レス) id: 0b4dc6d3ed (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - リヴァイ店長、スマイル下さい私にも！！（←）とても面白くて最後は泣きそうになりました！これからはてな様の他作品も読ませていただきます！ (2016年1月7日 16時) (レス) id: 958aa37ba1 (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - 千乃さん» そんなそんなっ…凄く嬉しいです！そんな事言って頂けて感極まりました…！お気に入り登録も本当に有難いです。新作作ったので良かったら…コメントありがとうございました！ (2015年11月30日 5時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - 遙真さん» 観覧、コメントまでありがとうございます！感動して頂けて嬉しいです。ありがとうございます！ (2015年11月30日 5時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はてな
| 作成日時：2015年4月14日 20時
