第3話 ページ4
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「大丈夫ですか？」
「ありがとうございます」
ハッと我に返り、急いで彼の手の平に自分の手を重ねる。グッと引っ張ってもらうと、彼は以外にも背が高く、またもや見上げる形になった
「店長、足癖が悪いんです。申し訳ありません」
「足癖以前にいろんな所が悪いと思いますが…」
ハンジと言い合いを終えて、キッチンで注文の品を作っている彼の方へと視線を向ける。あの人店長だったのか…、どうりで偉そうな人だ
「同窓会に来られたんですよね」
「たった今そんな感じになりました」
「だったら、俺と同い年ですね」
「そうなんですか？」
「俺も、違う学校ですけど皆さんと同級生です」
そうニッコリ微笑みピースを見せる彼を見た瞬間、キュンっと心の奥が飛び跳ねた。これは…、ついに私にも春がきたのか？
頬に手を当て、じっと彼の笑顔を見つめているとまた彼はキョトンと首を傾げる
「あの…？」
「…春ですね」
「え、あぁ…そう、ですね…」
これが世に言う「一目惚れ」というもの。人生初めての感覚。
これまで好意を抱いた男性は彼が初めてではない。私だって女だ。乙女だ。この久しぶりの仲間の中にも告白して私を振った奴も居る。
目の前で呑気にお酒を飲んでいるが…
でも、こんなにも心の奥がきゅうっと苦しくなるのは初めてだ
これは明日ぺトラに相談だ。と頷いていると
リ「おい、エレン！油売ってねぇでさっさと運べ！」
エ「あっ…はい！」
「チッ…くそちびが」
リヴァイ店長さんは出来立てほやほやの料理をカウンターの上に置いては、そう彼に怒鳴りつける
今いいとこなのに。と一瞬不快に思ったが、今思えば彼の名前が知れた
「エレン…」
エ「あ、はい。エレン・イェーガーと言います。よろしくお願いします」
リ「エレン！」
エ「すみませんっ！ゆっくりしてってくださいねっ」
「はーい…」
そうエレンは同級生の人混みへと皿を持って消えて行った。
もう少し話して居たかったな、本当空気の読めない店長だ。一発舌打ちと睨みをプレゼントしてやろうと振り返ると
「…っ」
リヴァイ店長はもう既に私を思いっきり睨みつけていた。私は驚きながらもすかさず舌打ちをして、負けないくらいにリヴァイ店長を睨みつけた
すると、ふんっと顔を逸らされ「よっしゃ」とガッツポーズを隠れてしてはお酒を一気に飲み干した
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サクヤ - 兵長スマイルみたい (2017年2月3日 19時) (
レス) id: 18ba645ccb (このIDを非表示/違反報告)
SS - 何回読んでも最高だ (2016年1月9日 2時) (レス) id: 0b4dc6d3ed (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - リヴァイ店長、スマイル下さい私にも！！（←）とても面白くて最後は泣きそうになりました！これからはてな様の他作品も読ませていただきます！ (2016年1月7日 16時) (レス) id: 958aa37ba1 (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - 千乃さん» そんなそんなっ…凄く嬉しいです！そんな事言って頂けて感極まりました…！お気に入り登録も本当に有難いです。新作作ったので良かったら…コメントありがとうございました！ (2015年11月30日 5時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - 遙真さん» 観覧、コメントまでありがとうございます！感動して頂けて嬉しいです。ありがとうございます！ (2015年11月30日 5時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はてな
| 作成日時：2015年4月14日 20時
