第28話 ページ29
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それから、レッヒェルン用にとガラス屋さんに行き食器をいろいろと見たり、可愛いオシャレな雑貨屋さんに行ったりと2人の時間を満喫していた
1日と言うのは短いもので、気が付けば赤い夕陽が昇っている時間帯になっていた
もうそろそろ帰ろうかなどという雰囲気が流れていると、エレンは振り返り「あのさ」と夕陽で染まった頬を上げ、微笑んだ
「最後に付き合ってくれる？」
「え、えぇ…勿論ですっ」
「じゃあ、急ごう！太陽沈んじゃう！」
「っ！」
そう叫んでは私の手をしっかりと握りしめ、すれ違う人混みの中を駆けて行く
最初は驚きと、わざとなのだろうかと疑いでいっぱいだったが、素直に喜ぶことにした。もういいじゃないか、余計な気持ちは捨ててしまおう。私もしっかりとエレンの手を握り返していた
2人、息を切らしながらもたどり着いたのは大きな木が1本だけある小さな丘。小さな花が沢山咲いており、顔を上げると夕陽で赤く染まった綺麗な街並みが見渡せる最高の場所
こんな場所があったなんて知らなかった今までの人生損していた。今度、子供たちを連れて遊びに来てもいいな。
「綺麗ですね」
「だろ？俺も最近見つけた穴場スポット」
「なんだか…懐かしい…」
「え？」
「え、あ…子供頃以来だからですかね(笑)こんな自然な場所に来たのが…」
「あぁ、確かに。俺もそうかも」
どうして「懐かしい」などと思ったのだろうか。初めて来た場所のはずなのに、どこかとても懐かしくて、落ち着いてしまう。不思議な場所だ
芝生の上に座り、夕陽が沈むのを2人で眺めながらそんな事を思っていた
そんなとき…
「あれ、Aとエレン？」
「…あ、ハンジ…」
ハ「やぁ、どうしたんだい？2人で、デート？デート？？」
エ「まぁそんな感じです(笑)」
ハ「ひゃっふうう！やるねぇ♪」
「からかいに来たのならお帰りください」
ハ「ま、私も実はデートなんだよねぇ」
『えっ…』
絶対に嘘だとエレンも思っていたに違いない。だが、ハンジの信じられない言葉のすぐ後に「おい…」という聞き覚えのある声が聞こえ目を瞬かせる
ハンジの後ろから姿を現したのは…
「リヴァイさん…」
エ「店長っ！？」
リ「…あ？何でてめぇらもいんだ…」
レッヒェルンの店長である、リヴァイさんだった。
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サクヤ - 兵長スマイルみたい (2017年2月3日 19時) (
レス) id: 18ba645ccb (このIDを非表示/違反報告)
SS - 何回読んでも最高だ (2016年1月9日 2時) (レス) id: 0b4dc6d3ed (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - リヴァイ店長、スマイル下さい私にも！！（←）とても面白くて最後は泣きそうになりました！これからはてな様の他作品も読ませていただきます！ (2016年1月7日 16時) (レス) id: 958aa37ba1 (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - 千乃さん» そんなそんなっ…凄く嬉しいです！そんな事言って頂けて感極まりました…！お気に入り登録も本当に有難いです。新作作ったので良かったら…コメントありがとうございました！ (2015年11月30日 5時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - 遙真さん» 観覧、コメントまでありがとうございます！感動して頂けて嬉しいです。ありがとうございます！ (2015年11月30日 5時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はてな
| 作成日時：2015年4月14日 20時
