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第19話 ページ20

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リヴァイside



知り合った頃から思っていたが…エレンは鈍感だ。まさか、あのバレバレ過ぎる変人女のアピールにも視線にも気づいて居なかったとは…


なかなか、簡単そうで手強い奴だな。まぁ、アイツならどうにか裏の手を使ってでも頑張りそうだが

Aという名の変人の方へ視線を向けると、さっきまで居た場所にはおらず、見渡すと隠れているつもりなのか知らないが、エルヴィンと一緒に隅の方で休んでいた

てめぇら…と声を上げようとした瞬間、頭痛がして思わずしゃがみ込む






「店長っ?!」

「っ…何でもねぇ…」

「いや、でも…大丈夫ですか?」




エレンはそう俺の肩を支えながら、心配そうな表情で覗き込む。俺は額に手をやりながら立ち上がる

いつもたまに、こうやって頭痛がする。医者に行けと皆から言われているが…そんな時間ねぇしな…

ただの偏頭痛だと思い込んでいる。


エレンの声で様子を見に来たエルヴィンとAは、俺の姿を見た瞬間に目を大きく見開いた






「大丈夫ですか?リヴァイ店長さんっ」

エル「また頭痛か?リヴァイ」

リ「あぁ…ただの偏頭痛だ。気にする事じゃねぇ」

エ「でも、一応医者に診てもらった方がいいですよ」

エル「そうだ、リヴァイ。倒れてからじゃ遅いからな。まぁ、今も倒れかけては居るが…」





こんな時でも笑顔を見せるエルヴィンを睨みつけていると、Aが突然、俺がしゃがみ込んでいる目の前で腰を下ろす



「乗ってください」

リ「…は?」

「確か、スタッフルームにソファあるんですよね?少し休んだ方がいいです」

エ「あ、それなら俺が運びますよっ」

リ「いや、大丈夫だ…もうすぐ開店時間だしな…すぐ治る」

「ダメです」

リ「っ…おいっ」





Aは無理やり俺を負ぶるとスタッフルームへと移動していく。最初は足をバタバタとしていたが、頭痛が再度襲ってきた為、バタつくのを止め、イライラしながらもギュッとAのワンピースの肩の部分を握りしめた。




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設定タグ:進撃の巨人 , リヴァイ , エレン   
作品ジャンル:アニメ
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サクヤ - 兵長スマイルみたい (2017年2月3日 19時) (レス) id: 18ba645ccb (このIDを非表示/違反報告)
SS - 何回読んでも最高だ (2016年1月9日 2時) (レス) id: 0b4dc6d3ed (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - リヴァイ店長、スマイル下さい私にも!!(←)とても面白くて最後は泣きそうになりました!これからはてな様の他作品も読ませていただきます! (2016年1月7日 16時) (レス) id: 958aa37ba1 (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - 千乃さん» そんなそんなっ…凄く嬉しいです!そんな事言って頂けて感極まりました…!お気に入り登録も本当に有難いです。新作作ったので良かったら…コメントありがとうございました! (2015年11月30日 5時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
はてな(プロフ) - 遙真さん» 観覧、コメントまでありがとうございます!感動して頂けて嬉しいです。ありがとうございます! (2015年11月30日 5時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はてな | 作成日時:2015年4月14日 20時

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