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『分かりました。』
先輩が睨んでくる。やっぱりまだ怖いし、手が震える。でも歌う、歌いたい、この曲を。
『夜明けと蛍。』
〜♪
9「これは、もう夜明さんだね…」
「違う!私が夜明ですぅ!」
天「じゃあ歌ってみてくれる?」
「え、えっとぉ、今日は喉が痛くてぇ」
S「さっき大声で違う!って言ってなかった?」
「あっ…やっぱり気のせいだったみたいですぅ」
E「じゃあ歌ってー?」
「…分かりましたぁ。」
〜♪
さ「う、うん…」
ま「なんというか…」
し「個性的というか…?w」
う「めっちゃ下手。」
さ「うらさん!」
そ「夜明の足元にも及ばない。」
ま「そらるさんダメ!」
せ「そんなんで自分が夜明ですぅ、とか言ってたの?w」
し「センラやめたげてぇ…w」
せ「志麻くんも笑ってるやんけw ボソッ」し「だってw…ふっw」
「…天月さぁん!私が夜明ですぅ!今はちょっと緊張してただけでぇ…」
9「つっきーここ!ボソッ」
天「…君さ、嘘ついてたんでしょ。僕、嘘つく子とか大っ嫌いだから。」
凄い、天月くん怖い…
「…うぅ、だってぇ天月さんのこと、だいすきだから仲良くなりたいと思ってぇ」
天「それに、いじめをする人も本当に嫌いだから君とは仲良くできない」
「えっ、なんで知ってる…あっ、お前…」
さっきよりも睨まれてる。でもここで怯んでちゃ、ずっと弱いままになってしまう気がするから、
『先輩。私、先輩にいじめられて辛かった。友達にも裏切られたと思って、私の居場所はどこにもないんだって。でもね、Souや、天月くんがいたから私は先輩に言い返せるくらいになりました。そこだけはありがとうございます。』
「…んで…」
天「?」
「なんでいっつもお前が!お前ばっか!!」
『え?』
「お前ずるいんだよ!お前の周りばっか友達がいて、でその友達とお前を引き離したと思ったら今度は歌い手と仲良くなって!なんなんだよ!お前なんか!死ね!」
う「あーあ、言っちゃった」
ま「死ねなんて天月くんの1番嫌いな言葉と言っても過言ではないのに…ナチュラルサイコパスのくせに…」
さ「Aちゃんちょっとあまちゅから離れようねー」
え?なんかわかんないけどさかたんに天月くんから離された。
天「…君今死ねって言った?」
「えっ、ぁあ、そのぉ」
*****
やばいですねこれ。あとほんとにちょっとなのに移行しなきゃ行けなくなるかもです…移行したくないのに…
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*マカロン* - コマさん» ほんとですか!?自分は文才ないなぁって思ってたので、そんな風に言ってもらえて超嬉しいです! (2020年4月15日 20時) (レス) id: 1ba2ffc8c9 (このIDを非表示/違反報告)
コマ - *マカロン*さん» マカロンさんの文才が凄いので読んでる側としても凄く読むやすく、理解しやすいです! (2020年4月15日 15時) (レス) id: 6b60627249 (このIDを非表示/違反報告)
*マカロン* - コマさん» そんな感じです!私の先輩のイメージにぴったりです!先輩にムカついて頂けるのは話の内容がちゃんと伝わっているようで嬉しいです笑 (2020年4月13日 20時) (レス) id: 1ba2ffc8c9 (このIDを非表示/違反報告)
コマ - 多分こんな感じ…先輩「これって運命の出会い!?私の王子様が天月さんなんて!?」…マジふ○っきゅ (2020年4月13日 18時) (レス) id: 6b60627249 (このIDを非表示/違反報告)
*マカロン* - 恋花レンカさん» ありがとうございます!このお話の続きを楽しみにして下っているなんて凄く嬉しいです。また恋花さんのコメント読み返して頑張ります! (2020年4月12日 8時) (レス) id: 1ba2ffc8c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*マカロン* | 作成日時:2019年5月19日 3時