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023*° ページ23

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A「……あれ? 茉美と藤ヶ谷先輩じゃない……?」






裕「え? どれぇ?」







A「あの、売店の近くのベンチ」







裕「……ん〜? ……あっ!」



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まだ集合時間じゃないからか、





偶然休憩中の2人を発見



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相変わらず近い距離のお2人さんに




声をかようか、かけまいか裕太と話していると




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……重なった2人の影




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A「……!」





裕「まあっ♡」




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A「わ、わ、わ……見てしまった……//!」




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なんかこっちまで恥ずかしい……っ




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裕「見ちゃったね〜笑 Aの顔、真っ赤だよ?」





A「だ、だって……キスとかドラマとか漫画でしか見たことない……!」






裕「ふ笑 ウブなAだからそろそろレベルアップしよっか」





A「へ? レベルアップ?」



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な、なんのことでしょうか




レベルアップというのは



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わけのわからないまま『付いて来て』と言われ






辿り着いたのは



茉美達を見たフロアの一つ下の階段裏だった



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こんな所誰もいるはずなくて





狭い空間に少し目線をあげれば裕太の顔がある



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裕「よし。 今からキスの練習しよっ」







A「き、き、キスの練習?!?!」







裕「うん」



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A「裕太と私が……?!」







玉「うん」




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どういう流れでこうなったんだっ?!





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……でも今までの感じだと裕太、




純粋に北山先輩と私が付き合った時のことを考えてくれてるってことだよね?



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裕「やってみる?」




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確認するように目を合わせた裕太に




私の迷いなんか消えてしまっていて






北山先輩のこととか全てを任せる気持ちで




コクンと小さく頷いた、私



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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2014年8月4日 9時

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