015＊° ページ15
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二「あれー！ 今日、茉美ちゃんテンション低くない？ どうしたーっ？」
茉「ちょっとうるさい」
二「……うっわっ……俺、心折れたわ！」
千「早っ！笑 ダメだよ、ニカ。 もっとデリケートに行かないと」
ニ「そっか！ デリケート……か」
千「うん。 女の子はね〜こうやって肩を軽く触りながら……」
茉「……ちょっ、キモい。 マジキモい！ 触るなーっ！」
千「はい、ごめんなさい。 ……ごめん、ニカ。 俺も折れたわ笑」
二「うん、だいぶ千賀のがエグかったけどね笑」
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茉美はかなりの睡魔が襲ったらしく
昼休みはご飯も食べるよりも先に爆睡していた
それでやっと起きたけど
寝起きはいつも不機嫌なんだよね笑
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茉美の席に机を持って行っていつも一緒に食べているけど
その茉美の近くの男子、二階堂くんと千賀くんが頑張って話しかけようとしてる
二人とも手にはプリントを持ってるし
５時間目の世界史の宿題を見せてもらおうとしてるっていうのは丸わかりなんだけど
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茉「……もう、めっちゃ眠くて……寝ちゃいそ……」
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一瞬顔をあげたかと思えば
すでに目を瞑っている茉美
それが面白くてつい笑って見ていると
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裕「あれっ？ 宮田の女バージョンは？」
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廊下を見ると窓側の日差しが眩しいせいか目を細めている裕太と
その隣には２年生の藤ヶ谷先輩
茉美の彼氏さんだ
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"宮田の女バージョン"ってもしかして茉美のこと？
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A「茉美なら寝て……」
茉「あらっ、太ちゃん♡」
A「あれ、起きてた笑」
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もう一度裕太達の方を見ると
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裕「ぷっ……宮田の女バージョン……んあははは笑」
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裕太は口を抑えてツボっていた
でもそれ自分で言ってたやつだよね？笑
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作者名：しょーみつしょ。
| 作成日時：2014年8月4日 9時
