検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:206,687 hit

025*° ページ25

.




.




茉「玉ちゃん、2人っきりでなんかやったの〜?笑」






裕「ぶ……! ……は? ありえないでしょ! そんなの」







茉「でも動揺してない?笑」






裕「し、してないしっ。 調子のんなよ宮田」



.





.




4人で



バスの一番後ろの横長の席を陣取ってる私達



.





.




裕太と茉美の会話は相変わらずで思わず笑っていると




.





.




藤「……あれ? A、ストラップは?」






A「え?」



.




藤ヶ谷先輩に言われてスクバを見てみると




さっきまで付いていたはずのストラップがなくなってた




.





.





A「え! ない……!!」




.




.





急いでスクバの中とか制服のポケットとかも見たけど




どこにもなくて




.





.




A「どうしよう……」





……北山先輩からもらった大事なものなのに……



.





.




裕「ん、どうした?」







A「裕太……。 北山先輩から貰ったストラップ落としちゃったかも……」







裕「マジか……! さっき走ったから落としちゃったのかもね……」







A「うん……そうかも……。 ……私、今から行って来る!」







茉「えっ? A! もう暗くなっちゃうよ。 それにほとんどバスないし」







A「うん、大丈夫。 暗くなっても帰れるから」







茉「でも……」



.





.





.






裕「じゃあ俺が一緒に探す。 A、降りよ?」





.





A「え……いいの?」





裕「当たり前じゃん。 気付いてあげられなかった俺も悪いし」



.





.




裕太は全然悪くないよ……





北山先輩に言ってストラップくれた時も今も





裕太に助けられっぱなしだ



.




.



でもどうして?





ストラップがなくなって




不安なはずなのに裕太が付いてると思うと



安心できた




.





.

026*°→←024*°



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (486 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1027人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2014年8月4日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。