025*° ページ25
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茉「玉ちゃん、2人っきりでなんかやったの〜?笑」
裕「ぶ……! ……は? ありえないでしょ! そんなの」
茉「でも動揺してない?笑」
裕「し、してないしっ。 調子のんなよ宮田」
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4人で
バスの一番後ろの横長の席を陣取ってる私達
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裕太と茉美の会話は相変わらずで思わず笑っていると
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藤「……あれ? A、ストラップは?」
A「え?」
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藤ヶ谷先輩に言われてスクバを見てみると
さっきまで付いていたはずのストラップがなくなってた
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A「え! ない……!!」
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急いでスクバの中とか制服のポケットとかも見たけど
どこにもなくて
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A「どうしよう……」
……北山先輩からもらった大事なものなのに……
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裕「ん、どうした?」
A「裕太……。 北山先輩から貰ったストラップ落としちゃったかも……」
裕「マジか……! さっき走ったから落としちゃったのかもね……」
A「うん……そうかも……。 ……私、今から行って来る!」
茉「えっ? A! もう暗くなっちゃうよ。 それにほとんどバスないし」
A「うん、大丈夫。 暗くなっても帰れるから」
茉「でも……」
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裕「じゃあ俺が一緒に探す。 A、降りよ?」
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A「え……いいの?」
裕「当たり前じゃん。 気付いてあげられなかった俺も悪いし」
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裕太は全然悪くないよ……
北山先輩に言ってストラップくれた時も今も
裕太に助けられっぱなしだ
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でもどうして?
ストラップがなくなって
不安なはずなのに裕太が付いてると思うと
安心できた
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作者名:しょーみつしょ。 | 作成日時:2014年8月4日 9時