いれいすと人狼ゲーム2

タイトル91 ページ46

side ないこ


「寝るって言ってもどこで寝ればいい？」



“騎士”は誰かを守るものだし、昨日初兎ちゃんシャッターとドアの間と説明された。


どうすればいいのかわからなくて、初兎ちゃんに聞いてみる。



もぞもぞと布団に入っていた初兎ちゃんが不思議そうに首を傾げた。



し「え？

普通に一緒の布団で寝ればいいんちゃう？」


「ゑ？」



それじゃあ守れないからって聞いているのに…。



し「まぁま、別にええやろ。


ないちゃ〜ん、おいで〜」



ふんわりとした笑顔で布団を広げ、待ち構えている初兎ちゃん…。


……///。



「や、でも狭いでしょ？

いいよ別に、俺床で寝るかr……」


し「あ、じゃあないちゃん床で寝て。

俺ベット使って寝るから」



(…これはこれでちょっと腹立つ……)



し「じゃ、ないちゃんおやすみ〜」



すぐに寝息を立て始めた初兎ちゃんに思わずため息が出た。



…今日もいろいろあったな。


りうらに脅されて、5人でご飯食べに行って、あにきにバレて、カラオケ行って、あにきが俺のせいで吊られて、りうらとまろと昼寝して…。


銃とナイフ…確かめてもらってガチなんだってわかった。


なんで、まろは銃とかナイフのことわかったんだろう。

あの場では受け入れてしまったけれど、一般的に考えれば常識として持っているはずがない。

まろの職業がそう言う物に精通しているなら普通なのかもだけど…。



「………。

はぁ、もう寝るか…」



ゆっくりとまぶたを閉じ、眠りにつく。




それよりも気になることがある。


……なんで初兎ちゃんUNO持ってたんだろ。

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