いれいすと人狼ゲーム2

タイトル61 ページ16

side ないこ


車に乗り込み、30分程度走ると
館に到着した。


行きと同じように、ずっと窓の外を
見ていたけれど、何処なのか全く
わからなかった。



車から降りて伸びをする。


荷物があるから伸びづらかったけど…。



ほ「ねぇねぇ初兎ちゃん！

今何分？」


し「今？

…今ね〜12:26…かな」



「…え、ちょっと待って！

投票って何時からだったっけ？」



あ「たしか13:00とかじゃ………あぁ！！」



ま「ギリッギリじゃねぇかよ！！


誰だよ｢まだ歌いたい〜あと一曲〜｣って
駄々こねた奴！


話し合いの時間ねぇじゃねぇか！！！」



みんなで全力で走る。




館の中には既に岩本さんと頬杖をつく
りうらが待っていた。



り「も〜、遅いよみんなぁ〜！」


柔らかそうなほっぺたをぷっくりと
膨らませたりうらがじろりと睨む。



ほ「ごめ〜ん。

みんなで遊びに行ってた〜！」



り「も〜う！！」



岩「全員揃ったようですね。


では、中央に集まってください。」



コンビニで買った荷物はその辺の端に
置いて、昨日座った椅子と同じ椅子に
座る。



気を引き閉めなければ…

これから話し合いが始まる…。




岩「よろしいでしょうか？

それでは、話し合いを始めましょう。


…と言っても私は見ているのだけなので
気にしないでください。



既に50分話されているので、残り40分…
の予定でしたが、現在12:29ですので
あと25分です」



そう言うとすたすたと歩いていき玄関の
前…つまり俺たちから10mほど離れた
ところに立った。

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