アイドルらしく�� ページ13
『清海A』
『すげぇ。』
「それだけか？」
『私に何を求めてたんですか』
『UNDEAD』のパフォーマンスが終わり、近づいてきた朔間さんに感想を述べる。
プロ目線のアドバイスなんて出来るはずもないだろう、私はただの素人なんだから。
「何か搾り出してみておくれ、嬢ちゃんの率直な意見を。」
『何かって言われても』
「録画ならゆうたくんが録ってくれていたぞ。」
にこっと笑い、私に背を向ける朔間さん。
つまりもっとちゃんと見ろってことね……
はぁ、とため息をついて、ゆうたの方に近寄る。
『おーい、録画見せてくれ。』
「え？ うん、いいよ〜！」
「ゆうたくんっ俺も〜！」
「ちょっ……アニキ近い！」
ビデオカメラに顔を突き合わせて録画を見る三人。
だとしても、特にこれといったミスは見当たらない。
『私なりの何か』を朔間さんに言うんだとしたら…
なに？
いや、急にそんなこと言われてもわかるわけないし。
私はプロじゃないんだから踊りのことなんて……
けどそんなことは朔間さんにもわかってたはず。
プロじゃない私でも気づけることって言ったら。
『あ、』
「何か見つけたかえ？」
『まあ。全然専門的なことじゃないですけど……』
「良い良い。言ったじゃろう？ 「我輩たちが育ててやろう」と。専門的なことなんてわからなくて当然なのじゃから。」
わらわらと集まってきた『UNDEAD』のメンバーの前に立つ。
大したことじゃなさ過ぎて恥ずかしいんだけど……
『晃牙先輩、乙狩先輩、『笑って』ください。』
「は？」
「？ 笑う、か？」
『はい、笑ってください。』
私がそう言うと、ふたりの横にいる薫さんが吹き出す。
朔間さんも楽しそうに笑っていた。
『ふたりを見てると、あまりにも微笑んでいるところが少な過ぎます。乙狩先輩に至っては無表情だし。アイドルスマイル、頑張って欲しいです。』
「お、おう……？」
「了解した、努力してみる。」
『薫さんは逆に笑い過ぎて一つ一つが薄っぺらい。曲の雰囲気にも合ってないからどうにかして。』
「俺も？」
『うん、貴方も。』
「はーい」
『朔間さんは完璧だからいいや。継続〜』
「適当じゃのう。……まあそれが『嬢ちゃんらしさ』か。」
朔間さんのその微笑みは、『正解』ということなんだろうか。
私も安心したのか、口元がゆるんでしまった。
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生しょうが - 澪。さん» 同感です…！楽しみにしてもらえて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (2022年9月4日 22時) (
レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
澪。(プロフ) - 司くんは丸いぐらいが可愛いですよ、😌 いつも投稿楽しみにしてます！身体には気を付けて頑張ってください〜🔥 (2022年9月4日 20時) (レス) @page38 id: ebb5373f91 (このIDを非表示/違反報告)
生しょうが - 一織さん» コメントも応援もありがとうございます！ぜひぜひ楽しんでいってください！ (2022年8月18日 22時) (レス) id: 1856a8e0e6 (このIDを非表示/違反報告)
一織(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみに読ませていただきますね〜！ (2022年8月18日 21時) (レス) @page4 id: a117ee3fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：生しょうが x他1人 | 作成日時：2022年8月18日 13時
