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僕達だけの歴史を作ろう ページ10

翌日の朝



Aは荷物を纏めていた



「···帰るのか?」



起きてきた父がAに話し掛ける



「うん、夜にマサイが来たら一緒に帰るよ」



「そうか···早く仲直りするんだぞ」



母から内容は聞いているだろう父は何も言わず見守ってくれていた



「お父さん···私が何でマサイに惹かれたのか今なら分かるんだ···マサイはお父さんに似てるって気付いたの」



「お父さんはイケメンじゃないんだが?ハーフでもないぞ?」



そう答える父にAは吹き出し



「見た目じゃなくて中身だよ。好きな人を守る姿勢とか優しい所とか···マサイはお父さんによく似てるって思った」



「あの子は良い子だよ。動画だと馬鹿扱いされてるが誰よりも優しくて気遣いの出来る人だとお父さんは思うよ。そんな人がうちの娘の旦那さんだと思うと嬉しくなる。そんな彼を選んだ娘も自慢だ」



「私、男の人を見る目あるでしょ?」



そう言ってAは笑い



久しぶりに見た娘の笑顔に父も嬉しそうに微笑んだ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

-♪♪♪-



「こんばんは。いつもすみません。今日はこれを···」



玄関が開き話し出したマサイは言葉を失った




「マサイ···」



いつも玄関先に来る義母の姿はそこになく変わりに居たのはAだったからだ



「···元気か?」



「うん···」



一緒に帰る



その一言が中々言い出せず




2人の間に無言の空間が広がる



「A···1つ聞いていいか?」



「うん」



マサイはAを見つめ



「俺と一緒にいたいか··いたくないか···どっち?」



その質問にAは泣きそうな表情で答える



「···一緒に···いたい」



その答えを聞くとマサイは笑い



「なら···帰ろう。俺達の家に」



そう告げるマサイにAは涙を堪え頷く



「やっと娘のお世話から解放されるわ」



後ろから母がやって来て



「マサイくん、毎日ありがとう、娘に会いに来てくれて」



「いえ、お世話になりました。またAさんと話し合っていきますから。今回はご迷惑をおかけしてすみませんでした」



頭を下げるマサイに



「マサイくんは謝らなくていいのよ。うちの娘が飛び出して来ちゃったんだから。迷惑かけてるのはうちの娘よ。申し訳ないけどこれからもAの事を宜しくね」



「勿論。手放すつもりは一切ありません」



そう言って笑うマサイに母も嬉しそうに笑っていた

その笑顔が悲しい→←手を差し伸べ続けてくれたのはあなたでした



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JADE(プロフ) - ムスメ3さん» ありがとうございます😊更新停滞気味ですが必ず完結はさせますので宜しくお願いします☺️✨ (8月29日 0時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 神作と言っても過言ではないくらいとても良かったです (8月28日 1時) (レス) @page16 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
JADE(プロフ) - よるさん» ありがとうございます☺️多忙過ぎて更新が止まっておりますが頑張ります😱 (2023年4月15日 10時) (レス) id: 71c576afd7 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - コメント失礼します!いつも楽しく見させてもらってます。更新頑張ってください!! (2023年4月13日 18時) (レス) id: 1c4d9bd2ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:JADE | 作成日時:2023年2月24日 0時

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