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アイドルという偶像に取り縋りながら


ファンという崇拝者に瞬間の夢を見せる


舞台の上で取り繕った微笑を浮かべ


心の奥底で蠢く醜い本音を噛み殺し続ける


崇拝者の慕う偶像を描いて


暗く濁った記憶に弛う欠片を拾い集めていく


儚い命の灯が尽きて泡となるその時まで


彼女は望まれる偶像を演じ続ける(歌い続ける


◇◇◇執筆状態：完結



























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作者名：祈 | 作成日時：2023年7月17日 12時

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