命の危機 ページ38
時計台の扉を開けたそこには、螺旋状になっている階段があった。
足元を気をつけながら、窓から漏れる月の光を頼りに登って行くと、私達が来るのを知っていたのか、2匹のダルマッカ達が、待ち構えて居た。
サトシ「おい!お前ら!!なんで食べ物を盗むんだ!!」
ダルマッカ達は私たちを挑発させるようにかえんほうしゃを吹き付けると、さっさと上はいってしまった。
アイリス「あっぶな…!ちょっと!なにやってんのよ!サトシ!足踏まないで!」
サトシ「俺じゃねぇよ!」
「ごめん!それ私!って、サトシ押さないで!」
サトシの腕が当たってしまい、私は後ろに重心が傾いて、落ちるような形になった。
チョロ『A!!』
「あっ…!!」
落ちる、そう思って目を瞑った瞬間に、誰かに背中を支えられ、落ちることは無かった。
デント「A、大丈夫だったかい…?」
支えたくれたのは後ろに居たデントだった。
「あ、うん…
ぁぁぁぁ…こわがったぁぁ…」
サトシ「A、ごめん!」
アイリス「びっくりしたぁ…!Aが死んじゃったら!私!」
「デント、ごめんね、」
デント「Aが謝ることは無いよ。それに、僕が後ろに居てよかった。」
デントは微笑みながらそういった。
「…うん、ありがと。」
この時何故か、心臓がドクンと跳ね上がった。
真っ暗な時計台の階段を一歩一歩踏み出しながら、進んで行くと、踊り場に出てそして、人が乗るとすぐに壊れそうなボロボロな階段があった。
「うそ…これに乗るわけ…?チョロネコ、ボールに入って。」
体重の事を考えて、チョロネコをボールにしまうと、サトシは階段を登っていった。
デント「無茶をするなぁ…」
アイリス「気をつけてよね!」
サトシ「…っなんか暑くないか…?」
アイリス「ほんとう…なんか、上に行くたび暑くなっている気がするわ」
「まさかこの温度とダルマッカ、なにか関係しているのかな…、」
また階段を登ると、ダルマッカ達が再び待ち構えて居た。
ダ「「カカカカッッ!!!」」
サトシ「かえんほうしゃ!
ミジュマル!」
「私も!ミジュマル!みずでっぽう!」
サトシと私はミジュマルを出して、みずでっぽうをダルマッカ達のかえんほうしゃに解き放った。
ダルマッカ「「カァァァァッ!」」
ミジュマル「ッジュウウウ!!」「じゅまーー!」
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ゲジ眉プーさん(プロフ) - 奏者さん» おおおお!ありがとうございます!読者様の温かいお言葉を受けると私作者も、更新しやすくなります…!本当にありがとうございました(*^o^*) (2016年9月23日 21時) (レス) id: e3245b550b (このIDを非表示/違反報告)
奏者 - この作品好きになりました!応援してます!更新頑張って下さい(*^^)v (2016年9月23日 20時) (レス) id: acab1ff10d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:.-chanfu-. x他3人 | 作成日時:2016年8月5日 11時