#31 ページ32
A「慧くんは松兄さんに愛情たっぷりかけて育ててもらって、こんなに優しくてちゃんとした人に育ってるじゃん！
私慧くんがいなかったら今頃、家も仕事もなくて完全に路頭に迷ってたよ？突然現れて素性もよくわからないのに、何も聞かずに置いてくれて本当に感謝してる！
慧くんは優しくてちゃんとしている人だよ！だから慧くんの恋が上手くいかないのと、慧くんの産まれ方には全然なんの関係もないよ！慧くんに欠陥なんてない！！」
目をまんまるにして私を見ていた慧くんの視線が空のワインボトルを捉えた。
慧「はっ！Aちゃんいつのまにこんなに飲んだの！？」
A「へぇ？それは、慧くんの…話が長いからぁ…」
あれ？本当だ、いつの間にこんなに飲んだんだ？
急に大きい声をだしたから一気にクラクラし始めた。
やば。
ねむ…
A「慧くんはアレだよ、すこーし女心に鈍感なだけだよ…欠陥なんてないから…そんなこと言わないで…」
慧「寝るんかい」
A「……、」
だってお腹いっぱいだしフワフワするし、そういえば深夜だし私は労働後だし。
寝るんじゃないよ、ちょっと休むだけ。5分だけください。
と心の中で呟いて、そのまま机に突っ伏した。
.
慧「…ありがとう、」
眠る間際、あたたかい手が私のおでこの辺りをするん、と撫でてくれた気がした。
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ゐ(プロフ) - スロモからあっという間に時が経ちましたが、今年もちゃみさんの大ファンです！ビタシュガ続きの展開も楽しみにしています！ (2022年1月3日 0時) (
レス) @page47 id: e880b33f36 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - やっと、慧くんがいい感じですね。 (2022年1月1日 20時) (レス) @page47 id: a1f6031022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃみ
| 作成日時：2021年5月1日 15時
