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「あ」
A「へっ…?」
あまりにも不意打ちで隠すことも忘れて扉の向こうに立っているその人を見つめた。
彼の目線があからさまに私の胸元にいくもんだから、慌てて部屋着を掴んで隠した。
「わぁ!ごめん!失礼しました!」
ばたん!とあっという間に襖が閉められて、嵐のようにその男の子は去っていった。「花枝さん!お客さんいるなら言ってよぉ!」って、階下で甲高い声がした。
なんだあれ。ごめんとか言ってちゃっかり見てたじゃないか。どうみても大学生くらいの、キノコみたいなふわふわ頭をした線の細い男の子。女の子みたいに可愛い顔をしていたけど、あからさまに私の胸を見ていた辺りおそらく絶対に男子だ。
雨漏りがどう、とか言ってけどこの部屋のことだったのかな。それを確認しに来たとか?
なんて、ボー然と考えていたら突然信じられないことが起きた。
A「!?!?!?!?!?」
あぁ、やっと雨で濡れた服を着替えたと思ったのに、今日ってもしかして水難の相が出ていたりする?
.
突然びしゃー!って音がして、気付いたら私はコントみたいに頭から水をかぶっていたのだった…
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ゐ(プロフ) - スロモからあっという間に時が経ちましたが、今年もちゃみさんの大ファンです!ビタシュガ続きの展開も楽しみにしています! (2022年1月3日 0時) (レス) @page47 id: e880b33f36 (このIDを非表示/違反報告)
青空(プロフ) - やっと、慧くんがいい感じですね。 (2022年1月1日 20時) (レス) @page47 id: a1f6031022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃみ | 作成日時:2021年5月1日 15時