42 ページ42
.
「うるさいやつだなー。お前のために連れてきたのに…。」
「うるさいとはなんですか!俺は帰るんです!というか、なんで表から入ってきたんですか?誰かいるんですか?」
その言葉にびくりとするも、ジミンさんが退いてしまって隠れもできひん…。
「じゃーん!これでも僕に文句言える?」
両手で押し出すように私をぐーちゃんの前にたたせ、ふふん、と鼻を鳴らしているジミンさん。
「………。」
何がなにか分からへんという表情で、ポカンと口を開けているぐーちゃんに、ひきつった口の端でへへへと笑いかける。
「さー、Aちゃん。こっちにどうぞー?」
気まずくてつかまれた腕をそのままに、席へ連れていこうとするジミンさんにされるがままでいると、ペシリと手が払い除けられまた違う手につかまれる。
「ジミニヒョンは触らないでください。A、こっち。」
「あれー?お前は帰るんだろ?」
「誰がそんなこと言ったんですか?A、俺もうすぐ上がるからここで待ってて?」
「あ、うん…。」
一番端の席に座らされて、目の前にしゃがんで言い聞かせるようなぐーちゃんに思わず頷く。
後ろにお腹を抱えて笑いながら、今にも転んでしまいそうなジミンさんが見える。
そのジミンさんを小突いて「俺もう上がるんで早く着替えて来て下さい!」と奥へ引きずっていくぐーちゃんを見送り、来るつもりのなかった場所にため息をついた。
.
779人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃこ(プロフ) - mmne08171さん» コメントありがとうございます😀方言こんな感じぽいですよね!勝手な想像ですが(笑)続きよろしくお願いします😘 (2021年10月14日 10時) (レス) id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
mmne08171(プロフ) - JKがんばれー!韓国の方が釜山弁を聞くとこんな感じなんだろうなーなんて思って楽しんでます♪続き楽しみにしています💜 (2021年10月14日 7時) (レス) @page39 id: 71162c9e08 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - ゆぅりさん» コメントありがとうございます🙋ユンギさんがいないと話が成り立たなさそうです(笑)ぼちぼち更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします🙇♀️ (2021年10月11日 6時) (レス) id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅり(プロフ) - え、めっちゃ尊いし、2人が初々しくて可愛い・・!何気にユンギさんのポジションが好きです( ´艸`)すごくこの作品好きです・・!!応援してます! (2021年10月10日 22時) (レス) @page35 id: 39bfe8c53b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - GVさん» コメントありがとうございます😀好きと言って貰えて嬉しいです🥳文章で方言伝わりにくいかもですが、更新頑張ります! (2021年9月22日 5時) (レス) id: 0ebb2ec182 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おちゃこ | 作成日時:2021年9月15日 12時