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your side









完全に酔っ払ってしまったミツ。
私から離れて立川さん?と言う
藤ヶ谷さんの彼女の元に腕を組みに行ってしまった









ミツがこんなに酔ってるの初めて見た。
立川さん絶対ミツのこと好きじゃん。
やめてよ、私の旦那さんに触らないで。









「ソッチの方も合うんだよね〜」









やめてよ、裕太の前でそんな話。
ほんと帰りたい。









それから2人が何話してたかは
わかんなかったけど
いきなり裕太が立ち上がって
立川さんを連れてどこかに行ってしまった。









「ミツあの人……」









私嫌だよ。









「なに?」









ミツは冷たく笑った。
……私が我慢しなきゃ行けないんだ
私が黙っておけばミツの機嫌を……









「なにもない。」









ってミツって酔ったらこんな俺様なんだ。
なんか意外だな。









「こっち来いよ」









って宮田さんが寝てる僅かな隙間に
腰を落とし、頭を肩に乗せた。









「ふふ、甘えてんの?」









って言うミツは私のあご持って
自分の方向かせた。









私はどうしたらいい?









「欲しい?」









って優しく聞くミツ。
前髪から除く目はオスの目付きで
ついつい吸い込まれてしまいそう。









「言ってみ?欲しくないの?」









って……なんでこんなにドSなの。
完璧に雰囲気に飲み込まれてる私は
もうキスしてくれるもんだと思ってた。









なのに、近づいた唇は触れることはなく
焦らすだけ。









いじめないでよ……
ジワジワと滲む視界に
耐えきれなくなった時、
ふわっと唇は重なった。









「んっ……」









「続きは帰ってからな。」









って頭ポンポンってされて
正位置に向き直ると暫くして
裕太と立川さんが帰ってきた。









「立川さん酔っちゃったんです、
すいません、大丈夫?」









って今度は裕太の隣に座った。
やめてよ……裕太に触れないで……
ってミツの時も思ってた
私の気持ちは……なんなの。








チラッと裕太と目が合うと
冷たい視線で見られていて、
この数分で凄く遠くなった気がした。









ミツの一声で会はお開きになり
起きた宮田さんと二階堂さんと藤ヶ谷さん
藤ヶ谷さんは先に出て行っちゃったけど
2人は目をこすって子供のようだった。









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作者名:みつこ | 作成日時:2018年5月19日 0時

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