沖田先生と秘密の時間【沖田総悟】

1 王子様 《リクエスト》 ページ38

？side





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ある日のこと…
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貴「先生、今日補習お願いできますか？」

沖「あァ、今日の授業で手こずってたとこか」

貴「そうです。どうしてもわかんないので」

沖「今日は職員会議だから

1時間しかみてやれねェが

それでもいいですかィ」

貴「お願いします」






また、

Aさんと沖田先生

話してる。


内容はまた補習？




胸に何かがつっかえる

そんな感覚。


沖「そういえば俺がこの前貸した本

まだ読んでないのかィ」

貴「こっちはもう直ぐテストなんですけど、先生

貴方本当に先生ですか」

沖「よく言うねィ、家でも勉強

ろくにしずに、補習で補ってる奴が」

貴「それで補えてるならいいんです」

沖「屁理屈」



いつも

遠くから見る

2人の会話は

楽しげで

一見、

言い合ってるようにも見える

その会話の中には

なぜか

信頼して

リラックスしてる

そんな雰囲気で。





いつも近寄れない




そんな私に勝ち目なんてない




だからやっぱり

少し悔しい






ほんとは








すごく悔しいんだけど。

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