沖田先生と秘密の時間【沖田総悟】

2 沖田side ページ18

半月後は

Aの誕生日だ。



『私、自分の匂い好きじゃないんですー沖田先生は良いですよね〜何にもしなくても良い匂いするもん』


ある日、Aが

言っていた。




俺はAの香りは

結構好きなんだけどねィ


まぁ誕生日に何あげようか

迷っていたところだったから

コレにしようと決めた。





__________


「いらっしゃいませー」


ツッキー先生や、猿飛先生、近藤さんの彼女の姐さんにも聞いて様々な香水店をハシゴした。



「彼女さんに、プレゼントですか？」


胸元に"さおり"という

名前をつけた

店員が歩み寄ってきた。



沖「まったく、女は分かりやせんねィ。どれも同じ匂いに感じてきまさァ」

さ「鼻がダメになるまで真剣に選んでくださってるって事ですよね？」


ふふ、と微笑む店員。


まぁ。どれもこれも

あいつらしい匂いを探すため。



さ「もし、よろしかったら、来週またきていただければ話題の新作が出ますので、よろしかったらどうぞ？」

沖「んー、じゃあそうしまさァ」


さ「あっ！もしよろしかったら私の電話番号です！
変な意味はないです！彼女さんの特徴とか教えていただければ探しときますよ」


少し強引な店員に

驚きながらも


沖「あ、ありがとうございまさァ」


受け取ってしまった。

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