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Wデート age2 ページ12

結衣「そ,そうなの。実は昨日から・・・・・・」この発表に感激した花日が,目をうるうるさせた。花日「うわぁ,結衣ちゃんおめで──」「ええぇえぇぇぇええええーーーーーーーーっ!?」花日の祝福の言葉は,後ろで話に聞き耳を立てていた,クラスメイト全員の絶叫に掻き消されてしまった。「号外号外!6−2から四組目の夫婦誕生!」「うおぉお!リア充また出たー!!」早速エア新聞の号外を配り始めるトモヤと,週刊誌のカメラマンさながらにチェキで私達のツーショットを撮りまくるエイコー。その隣で委員長が「本気(マジ)です!」と大きく書かれた紙を持って立っている。・・・・・・何時もの事だけど,ホントにこの人達,仕事早いな・・・・・・!赤司&黒子「此奴ら/この人達仕事早すぎだろ/です」蓮華&さつき「暇なのか?/暇なの?」青峰「暇じゃねーと,こんなに早く仕事出来ねーよ」緑間「だろうな」偶々通り掛かったお姉ちゃん達が,呆れたように呟いていた。悪ノリする三馬鹿を中心に,朝の教室は一気にお祭りムードに包まれてしまった。でも・・・・・・。この展開からしばらく呆然としていた桧山は,やがて眉の間にしわを寄せると,私からぷいっと視線を外してしまった。え・・・・・・。桧山,怒ってる・・・・・・?

蒼井結衣,12歳。彼氏が出来ました。でもなんだか,全然ダメダメです・・・・・・。

昨日の放課後,桧山は隣のクラスの森君を殴って大騒ぎを起こした。そして今日,いきなりの交際宣言で,またまた大騒ぎの中心人物になってしまった。桧山に彼女が出来た話は,エイコー達の活躍(?)もあって,瞬く間に六年生全体に知れ渡り,他のクラスから偵察部隊が来るまでになってしまった。休み時間。トイレに行こうと廊下を出たら,反対側から別のクラスの女子が連れ立って歩いて来て,うちのクラスの入り口からキョロキョロと中を探っていた。「いないねー」「蒼井だっけ?どんな顔?マジ底辺女だったら許せない」名前を出されて,私は思わず壁と同化した。「だよね。うちらずっと桧山の事好きだったのに・・・・・・」うわぁ・・・・・・。私は壁と同化したまま,ずずずず・・・・・・とトイレへ避難するしかなかった。

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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:蓮華のホームページ?by赤司 そんなものはありませんby黒子 相変わらず息ぴったりbyキ...  
作成日時:2022年10月3日 0時

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