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〜キス・キライ・スキ〜𝒩𝑜.3 ページ10

クラスの女子は皆,高尾のことを優しいとか,静かでステキとか言うけれど,私は全然そうは思わない。少なくとも私に対しては,高尾はすごく意地悪だ。
恥ずかしいし,笑われて悔しい・・・・・・。胸の中がぎゅーっと苦しくなる。

恋はしたいけど,男子はデリカシーがないし。
彼氏とのキスなんて,まだ考えられない。
12歳。フクザツなお年頃です。

蓮華Side

蒼井蓮華,12歳。今は,自分の席で読書をしています。
蓮華「・・・・・・」
暫くの間読書をしていると,教室の扉が開いた。
蓮華「ん?」
私は,読書を中断して扉の方に目を向けた。そこには,私の幼馴染み兼彼氏の赤司征十郎がいた。
赤司「蓮華,おはよ・・・・・・」
蓮華「征,おはよ」と私が挨拶を返すと,一直線に此方へ向かってきて,隣の机に荷物を置いてから,抱き着いてきた。
蓮華「どうしたのよ?」
赤司「・・・・・・」
私の質問に答えることはなく,バックハグ状態から移動して自分の机とは,逆方向の床に座り私の太腿(ふともも)に頭を置いた。
蓮華「寝れなかったのね((ヨシヨシ」と,一言呟いて征の頭を撫でる。
赤司「ん〜。・・・・・・(*_ _)zzZ」
ベストポジションを見付けたのか,そのまま寝てしまった。
暫くして,また扉が開いた。
蓮華「ん?」
先程のように扉の方に目を向けると,幼馴染み兼親友の黒子テツヤ,桃井さつき,青峰大輝,緑間真太郎が入って来た。
さつき「蓮華,おはよー!」
黒子「おはようございます。あれ?征君は?」
青峰「はよ」
緑間「おはようなのだよ」
蓮華「おはよ。テツヤ,征ならここ」
そう言って,私は太腿を指差した。
黒子「寝てますね。眠れなかったんでしょうか?」
蓮華「多分ね」
青峰「珍しいな。征十郎が寝れねぇなんて」
さつき「うん」
緑間「嗚呼。HRまで,時間はあるし寝かせておいてやるか」
黒子「ですね」
さつき「うん」
青峰「嗚呼」
蓮華「ええ」
そう話して,私達はそれぞれしたい事をする事にした。
ちなみに,大輝は真太郎と話し,テツヤは読書をしながらさつきの頭を撫でていて,さつきはテツヤに撫でられて気持ちよさそうにしている。最後に私は,さっきの続きを読んでいる。
その状態で,HR開始一分前まで過ごした。

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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:蓮華のホームページ?by赤司 そんなものはありませんby黒子 相変わらず息ぴったり!by...  
作成日時:2023年4月23日 0時

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