〜キス・キライ・スキ〜𝒩𝑜.9 ページ16
花日Side
突然のスカート捲りで六年二組の女子全員の敵になったエイコーは,その後もまったくメゲていなかった。
エイコー「6ー2,女子総選挙,結果発表〜〜〜〜〜!」
昼休みになってすぐの事。エアマイクで司会者みたいになったエイコーが,ふたつに折った紙を手に,そんな事を言い出したので,私,綾瀬花日は呆れてしまった。
うおぉお〜と盛り上がる男子に,まりんちゃんが氷のような冷たい目を向ける。
まりん「人気投票って・・・・・・。男子,そんなことしてたんだ」女「まじサイテーすぎる・・・・・・」蓮華「死ねばいいのに・・・・・・」
さつき「うん・・・・・・」
女の子達はドン引き。特にお姉ちゃんと蓮華お姉ちゃんは酷かった。・・・・・・だよね。勝手にランク付けされるなんて気分悪いもん。
結衣「花日,知ってた?」
結衣ちゃんに小さい声で聞かれて,私は頭をふるふると横に振った。
エイコー「それでは,発表します!」
女子のブーイングを無視して司会者エイコーが宣言すると,トモヤが「ダラダラダラダラ・・・・・・ジャン!」とドラムみたいな効果音を入れる。
エイコー「栄光の第一位は・・・・・・浜名心愛!同率一位は・・・・・・蒼井蓮華!桃井さつき!」
そこですかさず委員長が,心愛ちゃんの名前が入ったボードをあげて,立て続けにお姉ちゃんと蓮華お姉ちゃんの名前が入ったボードをあげた。
心愛「え〜〜〜,恥ずかしい〜〜〜〜!」
蓮華&さつき「はい?」
選ばれた心愛ちゃんは頬に両手を当てて,びっくりし,お姉ちゃんと蓮華お姉ちゃんは意味がわからないて感じだった。
でも,これには皆納得した。何しろ心愛ちゃん達はクラス全員が認める美少女だ。心愛ちゃんは,大きな瞳に長い睫毛。栗色の髪をくるっと巻いて,唇も色付きリップで何時もつやつやしている。お姉ちゃんは,世間では珍しいピンク色の大きめの瞳に心愛ちゃんよりも少しだけ長めの睫毛。そして瞳と同じ色の髪を巻いて横髪を編み込み、カチューシャのようにし,小学生とは思えないくらい大きな胸。それに比例するかのような高い身長。そして,よく見ないとわからないような軽めのスクールメイクをしている。蓮華お姉ちゃんは,黄土色の瞳に心愛ちゃんよりも少し長めの睫毛そして眼鏡をかけている。結衣ちゃんよりも明るい茶色で腰まである髪を巻いて,お姉ちゃん同様,横髪を編み込みカチューシャのようにし,小学生とは思えないくらい大きな胸。それに比例するかのように,高い身長。そして,遠目でもかろうじてわかる様なスクールメイクをしている。
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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:蓮華のホームページ?by赤司 そんなものはありませんby黒子 相変わらず息ぴったり!by...
作成日時:2023年4月23日 0時