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6—2に男女2人の転校生!?Part29〜引き続き修学旅行編ッスよ(。ゝωσ)シャラッ☆〜 ページ36

非常口の緑灯が,暗い廊下の奥に瞬いている。そこまで一気に走り抜けて,ドアノブに手をかけたけど・・・・・・鍵がかかってるのか,非常口は開かなかった。もう意地になってガタガタとドアを叩いていたら,すぐ後ろに桧山が立った。お互いに肩で息をして,私達は非常階段の前で無言で相手を押し合った。私の手首を桧山が掴む。私は急いで振り解こうとしだけれど,桧山の握力の方がずっと強かった。──腕,離してよ・・・・・・!言いたいのに,声にならない。うーって,唸りながら桧山を遠ざけようとした。そして途中から,そんな事をしている自分が情けなくなってしまって,私は泣いた。涙を浮かべながら,桧山を睨み付ける。桧山「蒼井・・・・・・」桧山が私の名前を呼ぶ。私は手の甲で,ぐいっとこぼれる涙を拭った。その時──。「こらっ!こんな時間に,いったい何をしてるんだ!」暗いフロントの方角から,男の人の声が聞こえた。となりクラス,六年一組の担任の先生だった。

蓮華Side

結衣と一翔の様子が気になったクラスメイト達が次々に布団から起き上がるのと同時に私──黒子蓮華と赤司征十郎も起き上がり大部屋から抜け出した。征に手を引かれるがまま付いてくと人気のない裏庭に着いた。赤司「消灯時間後にごめん」蓮華「気にしないで。私に話があるんでしょ?」赤司「嗚呼」蓮華「話って何?」赤司「ちょっと待ってくれ」征はそう言うと,一度軽く目を閉じてすぐに目を開けた。これは昔からの習慣で大事な話をする時の準備が整った合図だ。蓮華「征。どうして此処に連れて来たのか,教えてくれる?」赤司「嗚呼。単刀直入に言わせてもらうよ。俺は,蓮華の事が好きです。俺と付き合ってくれませんか?」と言ってきた。私は,驚いてしまい,すぐには返答が出来なかった。だって,あの征が私の事を好き?有り得ない!だって,そんな素振り一切見せなかったじゃない。

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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cfd52116461/  
作成日時:2021年12月26日 18時

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