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6—2に男女2人の転校生!?Part20〜引き続き修学旅行編ッスよ(。ゝωσ)シャラッ☆〜 ページ27

結衣Side

私,蒼井結衣の入ったクラゲベールのすぐそばで,親友の香梨奈が,自分の彼氏の堤君を呼ぶ声が聞こえた。どうやら堤君は,香梨奈をちゃんと見付けられたみたい。私がホッと息をついてると,司会者の女の人がマイクを使って,次の挑戦者を呼び出しているところだった。司会者『こちらの彼氏さんも,大成功ですね!さぁて,次の彼氏さんは,誰かな〜〜〜〜?』司会の女の人がマイクで会場に語り掛ける。一瞬,静かになったステージに,軽やかな足音が響く。「キターーーーー!!本日のメインイベント,桧山がキターーーーーー!!」途端に,またトモヤの大声が響く。「ヒューヒュー!桧山,いけーーーーーー!!」こっちは,エイコーだ。──ああ,もしかして・・・・・・とうとう,桧山がステージにのぼったんだ!クラゲベールの中で,私は自分の両手をぎゅっと握り締めた。司会者『ええと・・・・・・桧山君,かな?』桧山「・・・・・・はい」司会者に返事をする声。やっぱり桧山だ!司会者『では,桧山君,どうぞ〜〜〜〜!』コツコツと,桧山がステージの上を歩いて来る。──大丈夫かな・・・・・・?ちゃんとわたしを・・・・・・見付けてくれるかな?と思って待っていたら,桧山は迷わず私の前に立った。桧山はすぐに,私のベールを上げてしまった。それは,待っていた私が拍子抜けするほどあっさりしていた。結衣「・・・・・・え?」桧山「蒼井。見付けた・・・・・・」ベールから顔を出した私に,桧山の手が差し伸べられる。司会者『彼氏さん,凄いですね!速攻で見付けちゃいました〜〜〜〜〜〜!さぁて,次の彼氏さんは,誰かな〜〜〜〜?』司会者が大きな声でそう告げて,会場全体がわっと盛り上がった。トモヤ「すっげー!桧山カッコイイーーー!!」エイコー「ヒューヒュー!痺れるーーーーー!!」エイコーとトモヤの声が,皆の拍手の間から聞こえて来た。私は桧山の手を取って,ボーゼンとクラゲベールの中から立ち上がる。そして私を迎えに来てくれた,桧山の顔をじっと見た。

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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cfd52116461/  
作成日時:2021年12月26日 18時

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