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6—2に男女2人の転校生!?Part18〜引き続き修学旅行編ッスよ(。ゝωσ)シャラッ☆〜 ページ25

そうだった。まりんちゃんが,次はキスって言ったんだった!慌てる私に構わず,高尾はクラゲベールの中に,手を差し伸べてくれる。思わず手を伸ばしたら,そのまま体が引かれた。──ま,まさかまさか!まさかこのまま,キスの流れ?待って,ダメだよ!こんなにいっぱい,人がいるところで・・・・・・!あわあわしていたら,高尾が私をすぐ横に立たせて,ステージから観客席へ手を振った。司会者『素晴らしいー!大正解です!カッコイイ彼氏の高尾さん,見事彼女さんを見付けました!』司会者の言葉に,わーっと歓声が響く。──あれれれ・・・・・・あれ?キスは,私の勘違い?ちらっと隣を見上げたら,高尾がニッコリ笑い返した。高尾「ここじゃしないよ。綾瀬の可愛いとこ,これ以上皆に見せたくないし」私だけが聞こえる声で,高尾が囁いた。高尾「ベール,似合うね。花嫁さんみたいだ・・・・・・」ひゃあああ・・・・・・!高尾の言葉が,私の耳を擽る。──恥ずかしいよう!ステージの上だし,皆が見てるのに・・・・・・顔がカーッと熱くなってきちゃった。

麗奈Side

私──可美村麗奈の入ったクラゲベールのすぐそばで,親友の花日ちゃんが,自分の彼氏の高尾君を呼ぶ声が聞こえた。どうやら高尾君は,花日ちゃんをちゃんと見付けられたみたい。私がホッと息をついていると,司会者の女の人がマイクを使って,次の挑戦者を呼び出しているところだった。司会者『さあ・・・・・・つづいて,次の彼氏さんは・・・・・・?』すると今度は,客席の方からも,女の子達の声援が聞こえてきた。女子「頑張って!/きゃーーー!かっこいいーーー!!」稲葉の名前が呼ばれまくっまている。きっとあれは稲葉の学校の,同級生の女の子なんだろう。司会者『おおっと,すごい人気の稲葉くん!では,どーぞー!』コツコツと。,ステージを歩く稲葉の足音がする。もちろん稲葉は,私の事を選ぶはずだから・・・・・・。──真っ直ぐこっちに来てる・・・・・・。ちゃんと,私を見付けてくれるよね?稲葉は,私のベールの前で立ち止まりそっとベールを持ち上げた。稲葉「麗奈,見付けた!」麗奈「あぁ,稲葉に見付かっちゃった・・・・・・」稲葉はちゃんと私の事を見付けてくれた。けど,私はこの場面で思い出してしまった。まりんちゃん達が言っていた,ベールアップの後はキスだって言う事を・・・・・・。まさか・・・・・・このまま?

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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cfd52116461/  
作成日時:2021年12月26日 18時

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