6—2に男女2人の転校生!?Part13〜引き続き修学旅行編ッスよ(。ゝωσ)シャラッ☆〜 ページ20
その直後,赤司&黒子&蓮華&さつき「俺/私達,付き合ってないから!!それに,蓮華/さつき/征/テツ君は,ただの幼馴染み兼元チームメイト!!」と高尾や桧山,私や花日以外の四人は同時にトモヤやエイコーに突っ込んでいた。──え・・・・・・?まりん達の言っている意味がわからなくて,私達8人はぼんやりしてしまった。すると,急に鳴り出したオルゴールみたいな音楽に合わせて,イベント司会者がステージに登場した。司会者『ようこそ,クラゲゾーンへ』第一声とともに,観客から拍手が起きる。ハンドマイクを片手に現れた女の人は,この水族館の関係者だろうか。スタッフの名札を付けた上着を羽織って,朗らかに挨拶した。司会者『皆さんは,知っていますか?この水槽に浮かんでいるクラゲ達は,数億年前から姿を変えていない・・・・・・と言われてるんです』私のそばでは,花日とまりんと香梨奈と麗奈が「へえぇ・・・・・・」「全然知らなかったわー」「初めて知ったー」「私もー」なんて,言っている。司会の人は,そこでぐるっと観客を見回した。司会者『そのクラゲを”永遠に変わらない愛”の象徴として,我が水族館では,クラゲをモチーフにしたウェディングベールを作ってみましたー!』司会者の合図でブルーのライトが,並んだ半透明のベールを照らし出した。それを見ていた客席から,ほう・・・・・・と溜息に似た歓声が漏れる。「キレイだねー。あれ,花嫁さんのベールだったんだ」私が呟くと,花日もうっとり頷いた。花日「永遠に変わらない愛かぁ・・・・・・。いいなぁ・・・・・・」しばらく観客の反応を待った後,満面の笑みを浮かべた司会者が,イベントの説明を始めた。司会者『はい,よろしいですかー?まず最初に,参加カップルの彼女さんがこちらのクラゲベールの中に入って下さい。そして,彼氏さんが見付けるその瞬間を,ステージの上で待っていただきます!』──え・・・・・・?私はライトの当たったクラゲベールを,じっくり観察した。幾つも並んだベールに入ってしまうと,中の人はぼんやりしたシルエットになって,外からはよく見えなくなる・・・・・・という仕組みだ。司会者『彼氏さん待ちの間,彼女さんは決して声を出してはいけません』司会者が,自分のすぐそばのベールをそっと持ち上げると,中にひとり,可愛いスタッフのお姉さんが座って,にっこり笑っていた。司会者『果たして彼氏さんは,ベールに隠された彼女さんを,正しく見付けることが出来るのでしょうか!?』またパチパチと拍手が起こる。
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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cfd52116461/
作成日時:2021年12月26日 18時