6—2に男女2人の転校生!?Part10〜引き続き修学旅行編ッスよ(。ゝωσ)シャラッ☆〜 ページ17
ビルの中にある水族館は,昼でも真っ暗だった。大小の水槽だけが明るいライトで照らされて,幻想的な雰囲気を醸し出している。大きな水槽には,色とりどりの魚やエイ,ウツボなんかも泳いでいる。小さな水槽には,種類ごとに分類された可愛い魚達が展示されていた。どれも凄く綺麗で,生きた宝石箱みたい。うっとり見とれながら歩いていると・・・・・・。「あ!ねぇ,あれなんだろ?」私の後ろで,ぬいぐるみの下半分を抱えていた花日が,少し先の看板を見て,声を上げた。私も花日と一緒に看板に近付いて行って,そこに貼り出されたポスターに書いてある文字を読み上げた。結衣「ええと『クラゲのベール』イベント?ベールって・・・・・・?」どういう事だろう?ちょっと想像がつかない。私の横から看板を覗き込んでいた桧山と蓮華の横とさつきの横で覗き込んでいた赤司君と黒子君も,首を捻っている。桧山「展示されてるクラゲの名前・・・・・・とかか?」黒子「流石にそれは無いんじゃ・・・・・・」赤司「けど,一翔が言ってる事にも一理あると俺は思うけど?」ベールの正体はよくわからないままだけど,なんだか気になるよね。花日「なんか,面白そうだねっ」花日がそう言うと,高尾がにっこりと笑った。高尾「事前予約が必要みたいだ。エントリー,しておく?」花日「うんっ!」花日が嬉しそうに頷く。すぐに高尾が,私達8人の名前をエントリーシートに書いて,クラゲのベールイベント用の予約ボックスに入れた。高尾って,やっぱり花日に甘いなぁ・・・・・・なんて。私は自分のことを棚に上げて,そんなふうに思ったのでした。
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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cfd52116461/
作成日時:2021年12月26日 18時