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𝒩𝑜.3〜キス・キライ・スキ〜age3 ページ11

花日「高尾・・・・・・」
高尾優斗。隣のクラスの高尾和成君の弟で,落ち着きのないクラスの男子の中で,ひとりだけ目立ってクールな存在。女子人気が高いけど,私はなんとなく近寄りにくい・・・・・・。
高尾「綾瀬もそんな,女子みたいなこと言うんだね」
はぁ!?どういう意味?思わずムッとしてしまう。睨み付けたけど,高尾は平気な顔でクスクス笑い続けていた。
花日「女子みたい,じゃない!女子だもん!」
女の子らしさを演出する為に,私はくるくるとバレリーナみたいに回って見せた。
花日「見てよ!どっからどう見ても女子でしょ〜〜〜〜!って,わあっ」
いっぱい回り過ぎて,足が縺れて(もつれて)コケてしまった。
そんな私を見て高尾が更に笑う。
クラスの女子は皆,高尾のことを優しいとか,静かで素敵とか言うけれど,私は全然そうは思わない。少なくとも私に対しては,高尾は凄く意地悪だ。
恥ずかしいし,笑われて悔しいし・・・・・・。胸の中がぎゅーっと苦しくなる。

恋はしたいけど,男子はデリカシーが無いし。
彼氏とのキスなんて,まだ考えられない。
12歳。フクザツなお年頃です。

蓮華Side

私が,幼馴染み兼彼氏の征こと赤司征十郎と幼馴染み兼親友の黒子テツヤと桃井さつきと青峰大輝と緑間真太郎と教室に入ると妹の結衣が花日とAとまりんと話をしていたので席に着いてから,何となく耳を傾けてみる。
まりん「聞いて!お姉がね,昨日付き合ってる彼氏とキスしちゃったんだって!」
花日「え〜・・・・・・」
結衣「・・・・・・凄い」
A「でしょ?私もさっき聞いて,驚いちゃったんだ」
どうやら,まりんのお姉さんが彼氏とキスをしたみたいだった。
まりん「それが,すっごく理想的なキスで,うっとりして眠れなかったって,朝欠伸(あくび)しながら話してくれたんだ」
花日「理想的なキス・・・・・・」
ぼんやりしている花日をスルーしてまりんが結衣とAに話し掛けていた。
まりん「ねえねえ!結衣ちゃんとAはどんなキスしてみたい?」
結衣「キス・・・・・・。え,私はまだそんな事・・・・・・」
A「私には,早すぎるよ・・・・・・」
花日「はいはいはーい!」
と花日が,声を上げて椅子から立ち上がったみたいだった。
一体何をするつもりなのかしら?花日ってば・・・・・・

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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:蓮華のホームページ?by赤司 そんなものはありませんby黒子 キセキの世代(−赤黒)「相...  
作成日時:2023年10月22日 23時

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