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賢妻と西軍 ページ7

『確かにね。愛しているわ』


大谷「!」



彼が乗っている神輿に手をつき、身を乗り出す。

ぐん、と顔を近づけた。



『愛とは果敢ないもの。泡沫と同じ...

元就がそれを、この私が入ることを望むのなら...もう一度だけ、彼を信じてあげましょう』


大谷「!ヒッヒ...ヒヒヒヒャヒャッヒャッヒャ!!

やはり主はイイ女であるなァ...。来るがいいわ、ユリよ。安芸の賢妻よ」



突然、浮遊感が襲ったと思えば、刑部の足の間に座っていた私。



『ちょっ...もう』



思わず笑みがこぼれた。

相変わらず、の様で少し安心した。



大谷「しかし、あの毛利があれほど焦る姿は何度見ても面白き事よ」


『!元就が?』


大谷「そうよ。

主は誰からも愛されるなァ」


『...そう、なのかしら』


大谷「ヒッヒッヒッ...」



笑って済ませようとする←

でも、正直元就が焦っている姿は何度も見てきた。

けれど、それには刑部も見慣れているハズ...





それほどまでに面白かったのだろうか。









数日。

大阪城に隠れるように暮らしていた私に、刑部がついてこいと言って来た。

しかも、口布と黒い羽織のようなものを手渡して。



『?これは...』


大谷「なに、毛利を驚かせようと思ってな」


『あぁ、成程...』



______


_____


____



『ここは...』



連れてこられたのは、小早川秀秋、通称金吾の住む烏城だ。

因みに私は、三成、元就、刑部を先頭として歩いている隊列の後ろに居る。

勿論、バレてない。



『!』



三成が金吾を蹴っている。

どうやら、金吾をこちらかそれとも徳川に付くかで争っているようだ。

金吾の事だから、迷っているのだろう。



『可哀そうに...』



そして、そんな二人から元就と刑部は離れていく。

流石に面倒なので付いては行かないが...。

とりあえず、馬にでも乗っているか...



『ふぅ...』


「シュ〜」



茂みから蛇が鳴きながら現れる。

その蛇は、私が又兵衛に送った蛇だった。

いや、来るの遅すぎでしょ←



『...おいで』



蛇は馬の足から私の足へ、そして腕へと昇ると肩に乗る。

頬擦りする蛇の頭を撫でる。



『どうだった?』


「シュ〜」


『...そう。無事だったのね。

良かったわ...』



しかし、又兵衛は官兵衛の元を離れているという。

なんでも、不運すぎて嫌になったとか...


いや、どんだけ運が悪いんだよ←

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syunra(プロフ) - まこさん» コメントありがとうございます。小題名、とはサブタイトルのことでしょうか? (2018年7月27日 17時) (レス) id: 6a18c3cf9c (このIDを非表示/違反報告)
まこ - 言葉が足りなかったので修正します。元就のキャラ崩壊については、小題名に記載してほしいです。 (2018年7月25日 12時) (レス) id: 59c8a2a2c8 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - この小説を読ませていただきましたが、矢印、顔文字、そしてwの乱用が多く、内容に全く集中出来ませんでした。それに、元就のキャラ崩壊についての注意書を予めしておいて欲しく思いました。話が面白いだけに残念です。 (2018年7月25日 12時) (レス) id: 59c8a2a2c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ダーインスレイヴ | 作成日時:2018年7月8日 16時

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