あの日の約束と初恋【名探偵コナン/松田陣平】

Love7 ページ8

ある日、警視庁の公安部に呼ばれた私は仕事がひと段落ついた所で向かった。


そこにいたのは陣平君と景光さん、そして…FBI。


「っ！！」


口を開こうとした瞬間、陣平君に手で口を塞がれた。


「んんん！(離して！)」


陣「まぁ落ち着け」


ジョ「Aさん、ごめんなさいね」


私は無理やり陣平君の手を払うと、口を開いた。


「何がごめんなさいよ！！ふざけんじゃ…」


赤「相変わらずのFBI嫌いだな」


「赤井…！」


言葉を遮られ、赤井が言葉を発した。


食いつこうとした私と赤井の間に景光さんが割って入った。


赤「スコッチの協力者になったというのは本当のようだな」


「おかげ様でバーボンからはスナイパーコンビって言われてるわ」


睨みつけながら告げると、赤井は鼻で笑った。


相変わらず嫌い！


赤「射程距離650ヤードが限界なお前と、600ヤードが限界なスコッチでは、先が思いやられるな」


「「っ！！」」


この男…！！


「ふざけんじゃないわよ！！じゃあ勝負よ勝負！！景光さん！狙撃の練習場あるでしょ？！このスカした男に目にもの見せてやるわ！！」


陣「Aのスナイパーとしてのプライドに火が付いた…」


陣平君の呟きは無視。


「絶対700ヤードいってやろうじゃないの！！」


赤「俺がお前ごときに負けるとでも？」









.









……負けました。


機動隊が使う射撃場(ライフル対応あり)で勝負をした結果、赤井に負けた。


700ヤードはいったけど！！


「くっ…！！こんな…表情筋の死んだスカした野郎に負けるなんて…！！」


膝をついて項垂れたまま文句を告げる。


陣「口悪いな」


陣平君には悪いが、FBI相手なら口が悪くなるのは当然だ。


赤「まだまだだな。そんな事では、敵の心臓を撃ち抜く事はできても、想い人の心臓を撃ち抜く事はできんぞ？」


あ"ぁ"？！


この男喧嘩売ってんの？！


赤「次にアメリカに来た時には、ぜひとも二人で来て欲しいな」


「余計なお世話よ！！赤井ぃぃぃぃぃ！！！！！」









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私の絶叫を聞いた景光さんが、第2のゼロかよ、と呟いていたなんて事…私には知る術はなかった。

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