あの日の約束と初恋【名探偵コナン/松田陣平】

Love40 ページ41

景光さんはにっこりと黒い笑みを浮かべると、私に尋ねてきた。


景「で？忙しい俺を呼び出して友達自慢か？」


「まさか〜。ちょっと頼みたい事があるんですよ〜」


景「忙しいんだが？」


「知ってます」


マリーとソフィア、ラッシュは英語で何かを話し始めたが、私は気にしない。


「実は、京都に行きたいって言われたんですよ。で、ボディーガードとして来てくれませんか？」


景「ふざけるな」


「ふざけてません」


景「一般人の護衛なんて仕事じゃない」


「いいんですか？そんな事言って。マリーの父親はニューヨーク市警察の警視で、ソフィアの父親は大手銀行の頭取ですよ？彼女たちに何かあったら大変な事になりますよ？」


すると、携帯で何かを話していたソフィアが私の肩に手を置いて告げてきた。


ソ「リタも来るって♡」


「…マジ？」


ソ「京都観光したいってさ」


え？暇なのかな？


マ「ついでにAを尋問する気満々だったわよ」


え？私は何を尋問されるの？


「…という事で景光さん。お願いします。歌姫も追加されましたし」


景「あー、分かった。零に訊いてみる」


答えは分かりきってるが、と言う景光さん。


まぁ、降谷に訊くんなら答えは想像できる。


景光さんは電話をかけ始めた。そして事情を話していたが、私に携帯を渡してきた。


「何？」


降『公安は暇じゃないんだ。お前が一人いればボディーガードなんていらん。得意の空手で相手を蹴散らせ』


そしてブチっと切られる。


分かってたけど…分かってたけど…！！


仕方ない。諦めるか。

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