あの日の約束と初恋【名探偵コナン/松田陣平】

Love4 ページ5

「はぁ？！あんたバカにしてんの？！嫌なら読まなきゃいい話でしょ！！」


降「俺はお前の一ファンとして感想を言っているだけだろ！！」


突然景光さんから、飲みに誘われて陣平君や研二君と一緒に行くと、初めて会う男がいた。


名前は伊達航。強行犯係の刑事らしく、陣平君たちの同期。


ずっと私に興味があったらしいが、組織の事とかがあって会えずにいた。そこで、ひと段落したから今日飲むついでに紹介されたのだ。


で、自己紹介を終えて程よく酒が入った時に、降谷零が私の最新刊に文句をつけてきたから、言い合いになっている。


降「お前の推理小説を誰が読んでるか分かってるのか？！工藤優作、工藤新一を主にして、警察官も読んでる！」


「こっちにだって事情があんのよ！新しい読者を獲得しなきゃいけないわけ！副業で書いてた時とは違うの！生活かかってんの！！」


陣平君が家の生活費を払ってくれているが、私だっていい年した大人だ。自分で払いたい。


降「ミステリーのミの字もない作品なんか面白くない！」


「もうあんた二度と読むな！！」


ミステリーしか書けない作家みたいな言い方はやめて欲しい。


陣「落ち着けって、A」


伊「降谷もだ。榊原には榊原なりの理念があって小説を書いてるんだ」


「さすが伊達さん！分かってる！」


降谷零とは大違い、と言うとその降谷零はこちらを睨んできた。


「無駄無駄。あんたの眼光なんて怖くも何ともないわ」


降「ちっ！ヘタレのくせに」


うぉぉい！！


「どういう意味よ！」


降「そのままの意味だ」


こいつ…！！


「景光さん！この男何とかして！幼馴染でしょ！」


景「無理」


研二君はさっきから笑ってるし…！！


陣平君を横目で見ても、何も感じてなさそうだし！


ヤケ酒してやる…！

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